バフェット太郎です。

たびたび繰り返されるバブルは、人間の愚かさ思い出させてくれます。多くの人が本業を疎かにして投機的なお金儲けに走り、それをしない人は時代から取り残された旧人類のマヌケ呼ばわりされ、「強気相場はいつまでも続かない」という声はかき消されます。

たとえば米国では00年のドットコムバブルや07年の不動産バブルなどが挙げられます。このとき多くの人は利益の出ていないハイテク株に投資したり、レバレッジを掛けて割高な不動産に投資した結果、世界中に不況をまき散らすことになったのです。

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熱狂の先に何が起こるかは簡単に予想できますが、それがいつ起こるのかは誰にもわかりません。しかし、多くの人は損をしてから「こんな未曾有の危機に自分が直面することになるとは…」と嘆きます。とはいえ冒頭でも書いた通り、バブルは繰り返し起きていることを考えれば「未曽有の危機」なんてことはなくて、バブルが崩壊する度に人は淘汰されて新たなバブルの種に別の誰かが群がるということを繰り返しているだけです。

でもこれは人の本能なんじゃないかなと思います。多くの人はお金を稼ぐために好きでもないことを仕事をして社畜生活に甘んじているわけですが、別の言い方をすればお金を稼ぐために命という時間を切り売りしているに過ぎないんです。そのため、ソッコーでお金持ちになって社畜生活から脱することは命を取り戻すことに他なりません。

そのため多くの投資家はソッコーでお金持ちになりたいと考えているので、ブームに乗ることやレバレッジを掛けることでその目標を早期に達成しようとするのです。

最近の例でいえば仮想通貨がまさにそれで、多くの投資家たちは値上がりが期待できから仮想通貨に投資していましたが、ビットコインの価格がピークから三分の一に値下がりすると、ブームに乗り損ねた未熟な投資家たちが含み損を抱えたまま凍死家となり、お金持ちになるという目標からスタート地点よりもさらに遠のいてしまっています。

また、株式市場では「レバレッジ型ETF」や「FANG銘柄」などもソッコーでお金持ちになれるメソッドとして人気です。たしかにこれらへの投資は短期的には値上がり益が見込めるかもしれませんが、これらに投資してお金持ちになれた人たちは、誰も注目していない時期からポジションを取っていた人たちであり、今からでは遅いのです。

また、短期的な値上がり益を手にしたとしても、次のブームに乗れる保証はありません。事実、ブームを乗り換えてお金持ちになった投資家はほとんどいないんです。

従って、投資で成功するためにはブームに乗ったりレバレッジを掛けたりしないよう、抑制的な判断ができるまともな性格とまともな判断力が必要です。

グッドラック。

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