バフェット太郎です。

米国株式市場は好調な企業決算を好感して強気相場が続いており、S&P500種指数は2858.45ポイントと史上最高値の2872.87ポイントまであと14.42ポイントのところまで迫りました。これはあと+0.5%の上昇を意味します。

さて、4ー6月期決算発表は終盤を迎えていますが、これまでに決算発表を終えたS&P500種企業のうち予想を上回る決算を発表した企業の割合は79%と、1994年1ー3月期以来の高水準となっています。

これまで市場の牽引役となってきたハイテク株も依然として堅調で、FANG銘柄のフェイスブック(FB)とネットフリックス(NFLX)は決算発表後に急落したものの、アマゾン・ドットコム(AMZN)やアップル(AAPL)、アルファベット(GOOGL)は史上最高値圏で推移しています。

また、米中貿易戦争が激化の兆しを見せているものの、ただちに相場に影響を及ぼすものではないことから投資家らはそれほど材料視していません。トランプ政権が中国からの輸入品160億ドル(約1兆7800億円)相当に25%の追加関税措置を発動することを決めたものの、すでにこの計画は発表されていたことから相場のマイナス材料とはなりませんでした。

【米ドル指数】
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ドル指数は95.5のレジスタンス(上値抵抗線)で上値が抑えられているものの、強気の三角保合いを形成していることから上にブレイクアウトする公算が大きいです。ただし短期的には50日移動平均線である94.34をターゲットに急落する場面も想定されます。

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【金先物価格】
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金先物価格は1210ドルのサポートライン(下値支持線)で下値が支えられているものの、ドルと逆相関の関係にある金は弱気の三角保合いを形成していることから下にブレイクアウトする公算が大きいです。

【ヴァンエック・金鉱株ETF:GDX】
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金鉱株ETFのGDXは金先物価格に先行して3月の安値20.94を下にブレイクアウトしており「売り」が止まりません。また、週足チャート(上は日足)を眺めても200日移動平均線を下にブレイクアウトして完全に投資家らは悲観的になっています。もちろん「だまし」である可能性は否定できないものの、利上げ局面であることを考えると今金鉱株に投資すべきタイミングではありません。

こうした状況の中では金鉱株の銘柄選択は意味をなさず、どの金鉱株に投資しても含み損を抱えるだけなので投資家らは近づくべきではありません。

グッドラック。

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