バフェット太郎です。

ツイッターのタイムラインにトルコリラで大損した個人投資家たちの断末魔が聞こえます。トルコリラの暴落で個人投資家は何を学び、彼らはどうすべきだったのでしょうか。

結論から言えば、投資の世界は複雑怪奇であり予測困難であることから、投資家は幅広く分散されたシンプルでわかりやすいポートフォリオをデザインし、少ないレバレッジで運用する必要があります。

幅広く分散されたポートフォリオというのは、国内外の株式や債券に加えてREITやコモディティ、外貨などに分散投資することを意味します。とはいえ、リスク許容度は個人投資家によって違うので、必ずしも複数のアセットクラスに分散投資する必要はなく、保守的な銘柄であれば株式に集中投資しても良いと思います。

かくいうバフェット太郎も株式は米国株に集中投資していますし、外貨はドルのみを保有しています。これは極めて保守的なディフェンシブ銘柄ばかりに投資しているので、債券やその他のアセットクラスに分散投資しなくても十分リスク許容度の範囲に収まるからです。

しかし、将来有望のイケてる高PERグロース株ばかりに投資すればリスクが大きくなりすぎて、そればかりに集中投資すると自身のリスク許容度を超えかねません。そのため、グロース株投資家は現金比率を大きくなったり、債券などの安全資産に分散投資して自身のリスク許容度の範囲に収める必要があります。

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このように個人投資家は、自分のリスク許容度を加味しながらリスクを抑えたポートフォリオをデザインし、少ないレバレッジで運用する必要があります。

翻って、トルコリラで大損した個人投資家たちの多くは、リスクの高い高金利通貨に集中投資し、レバレッジを掛けた取引をしていました。これは本来個人投資家がすべき投資法とは真逆のものなので暴落で淘汰されるのは必然だったと言えます。

とはいえ、彼らは少ない資金にレバレッジを掛けて当初の資産を何倍にも増やしてきたという成功体験を持っている人たちばかりなので、他人の意見に聞く耳を持ちません。

彼らはただ運だけで資産を増やしてきたにも関わらず、それを実力だと勘違いしたのです。そうした傲慢な投資家をエサに生きているのが金融市場であることを考えれば、彼らは市場に飲み込まれるべくして飲み込まれたというわけです。

グッドラック。

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