バフェット太郎です。

米飲料大手のコカ・コーラ(KO)の株式を一株44.85ドルで210株、9420ドル(約110万円)分買い増しました。

【取引履歴】
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バフェット太郎はコカ・コーラやジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)など米国の超大型連続増配高配当株10社にそれぞれ10%ずつ均等分散投資しているわけですが、このバランスを維持するために「毎月最後の金曜日に『組入れ比率最低銘柄』を1万ドル(約100万円)分買い増す」ことでリバランスし続けています。

こうした投資ルールを設けることで、特定の銘柄に偏ったポートフォリオにならないようにすることができますし、売られすぎていて買いづらい不人気優良株を機械的に買い増すことができます。

実際、今回買い増したコカ・コーラ(KO)は高配当株であることから利上げ局面に比較的弱く、市場平均を大きく下回っていることから、多くの投資家らが敬遠する銘柄の一つになっています。

【コカ・コーラ(KO):2016ー2018】
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この日、コカ・コーラは英ホテル・外食チェーン大手ウィットブレッド傘下のコーヒーチェーン「コスタ・コーヒー」を51億ドル(約5600億円)で買収すると発表したことで、株価は前日比ー1.61%安と急落しました。

通常、買収する側の株価は割高な金額を支払わされることに加えて、金額に見合うほどの高い相乗効果が期待できないことから株は売られやすいです。そのためこの日の値下がりは自然なことと言えます。

ちなみに「コスタ」は日本未上陸のためほとんどの日本人に馴染みがないと思いますが、1971年にロンドンで創業し、現在では世界に4000店舗を構える英国最大のコーヒーチェーン店です。

ロンドンでは駅のホームや食料品店だけでなくガソリンスタンドなどあらゆる場所に出店しており、最近は中国でもシェアを拡大するなど、スターバックス(SBUX:店舗数2万7000)の競合でもあります。

アジアのコーヒー市場は急速に成長していることから、コカ・コーラはコスタを買収することでホット飲料市場に本格的に参入するようです。
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さて、読者の中には値上がり益の期待できないコカ・コーラに積立投資することに懐疑的な見方をする人も少なくないと思います。たしかに資産を最大化させるためならコカ・コーラに投資するよりも値上がり益の期待できる銘柄に投資した方が良いです。

しかし、投資の本質は短期的に値上がり益の見込める銘柄に投資することではなく、事業の一部を所有することにあるわけです。たとえば、短気的に値上がり益の期待できる銘柄に投資しようと思えば、金融危機前は中国やインドなどの「新興国株」に投資して、金融危機後は「一般消費財セクター」→「バイオセクター」→「ハイテクセクター」と次々に乗り換えなければなりません。

とはいえ、多くの個人投資家が次の強気相場にうまく乗り換えることができなかったことを考えると、短期的な値上がり益が期待できる銘柄に投資し続けることは机上の空論だということがわかります。

そのため、バフェット太郎は短期的な株価の行方は無視して、「安定したキャッシュフローが永続的に見込めること」そして「利益を株主に還元していること」に注目して投資しています。

たとえばコカ・コーラ社は「コカ・コーラ」や「ミニッツメイド」など消費者に馴染みのあるソフトドリンクブランドをいくつも保有していることから、安定したキャッシュフローが永続的に見込めます。さらに配当や自社株買いを通じて株主に積極的に利益を還元していることから、投資家は確実にリターンを得ることができます。そして配当を再投資に回すことで株数を増やし、次の強気相場に備えることができます。

こうした投資戦略は地味で退屈であることから、不人気な投資戦略ではありますが、バフェット太郎は今後も愚直に積立投資と配当再投資を続けていきます。

グッドラック。

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