バフェット太郎です。

16日のNYダウ株式市場は前日比+547.87ドル(+2.17%)高の2万5798.42ドルと大幅に上昇して取引を終えました。上昇した主な要因は、好調な企業決算や堅調な経済指標が好感されたためです。

【総合ヘルスケア大手:ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)】

EPSは予想2.03ドルに対して、結果2.05ドルと予想を上回りました。

売上高は予想200億5000万ドルに対して、結果203億ドルと予想を上回りました。

株価は前日比+1.95%高と急伸しました。

【投資銀行大手:ゴールドマン・サックス(GS)】

EPSは予想5.38ドルに対して、結果6.28ドルと予想を上回りました。

売上高は予想83億8000万ドルに対して、結果86億5000万ドルと予想を上回りました。

株価は前日比+3.01%高と急伸しました。

【投資銀行大手:モルガン・スタンレー(MS)】

EPSは予想1.02ドルに対して、結果1.17ドルと予想を上回りました。

売上高は予想95億5000万ドルに対して、結果98億7000万ドルと予想を上回りました。

株価は前日比+5.68%高と急伸しました。

【資産運用世界最大手:ブラックロック(BLK)】

EPSは予想6.87ドルに対して、結果7.52ドルと予想を上回りました。

売上高は予想36億5000万ドルにたいして、結果35億8000万ドルと予想を下回りました。

株価は前日比ー4.44%安と急落しました。

【医療保険最大手:ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)】

EPSは予想3.29ドルに対して、結果3.41ドルと予想を上回りました。

売上高は予想563億40000万ドルに対して、結果565億6000万ドルと予想を上回りました。

株価は前日比+4.73%高と急伸しました。

ブラックロックこそ急落したものの、その他は好調な企業業績を背景に株価が急伸しました。

また、この日発表された経済指標も相場の追い風となりました。

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【米JOLT(求人労働異動調査)】
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労働市場における労働需給を把握するための指標であるJOLT(求人労働異動調査)は予想694万5000人に対して、結果713万6000件と予想を大きく上回りました。

これは2000年統計開始以来の最高水準で、労働市場における需要が高まっていること、そして雇用主は賃上げの圧力を受けていることを示唆しています。

【鉱工業生産指数と設備稼働率】
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工業の動向を把握するための指標である鉱工業生産指数は予想0.2%に対して、結果0.3%と予想を上回りました。これで4カ月連続でプラスとなり、製造業と鉱業の底堅さを示しました。

そもそも鉱工業生産指数とは、鉱業および製造業において、どれだけの量のものが生産されたかを計る指標で、概ね経済の動きと一致して推移します。

また、設備稼働率は予想78.2%に対して、結果78.1%と予想を下回ったものの、高い数値を示しました。

設備稼働率は理論的な最大生産能力に対する実際の生産量の比率を示す指標で、最大生産能力を100%とした場合に、実際の生産量が何%になるかで表されます。

設備稼働率が上昇していれば景気が上向いていることを意味し、低下し始めれば景気がまもなく下向き始めることを意味するので、今のところ景気は堅調であることを示唆しています。

こうしたことから、好調な企業業績と堅調な経済指標に支えられて景気拡大期が続く公算が大きく、直ちにリセッション入りするということはなさそうです。

グッドラック。

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