バフェット太郎です。

米タバコ最大手のアルトリア・グループ(MO)が第3四半期決算を発表しました。内容はまちまちでした。

EPSは予想1.07ドルに対して、結果1.08ドルと予想を上回りました。

消費税を除いた売上高は予想52億1000万ドルに対して、結果52億9000万ドルと予想を上回りました。

通期のEPS見通しは旧ガイダンス3.94~4.03ドルに対して、新ガイダンス3.95~4.03ドルとやや上方修正されました。

営業利益は25億6000万ドルと、前年同期比ー1.2%の減益でした。

純利益は19億4000万ドルと、同+4.1%の増益でした。

消費税を除いた紙巻きタバコの売上高は45億3000万ドルと同+2.7%の増収と好調だった一方、営業利益は22億8000万ドルと同ー0.2%の減益に沈みました。また、営業利益率は50.4%と、同ー1.4%ポイント低下しました。

紙巻きタバコの出荷量は全体でー3.7%減少し、個別ブランドでは「マールボロ」がー3.2%、「その他のプレミアムブランド」ー6.0%、「ディスカウントブランド」ー6.8%とそれぞれ出荷量が落ち込みました。

紙巻きタバコのシェアは全体で50.1%と、前年同期の50.6%からー0.5%ポイント減少しました。個別ブランドでは「マールボロ」が43.1%と同ー0.1%ポイント、「その他のプレミアムブランド」ー0.1%ポイント、「ディスカウントブランド」ー0.3%ポイントと、それぞれシェアを落としました。

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【アルトリア・グループ:MO】
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EPSと売上高が予想を上回ったうえガイダンスも上方修正されるなど、一見すると良い四半期決算のように思えますが、株価は前日比ー0.51%安と下げて取引されています。

これは投資家が特に気にしているのが市場シェアであり、その市場シェアの落ち込みに歯止めがかからないことが嫌気されて売りが優勢となっているためです。

ただし、50日移動平均線をサポートラインとして上昇トレンドが継続しているので、投資家は過度に悲観的になる必要はありません。

今後はFDA(食品医薬品局)による加熱式タバコ「アイコス」の承認と大麻事業への参入などが期待されており、材料次第では急騰する場面も出てくると思います。

グッドラック。
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