バフェット太郎です。

投資の世界では、S&P500ETFに投資して配当を再投資し、長期で保有し続けることが最適解の一つとなっています。しかし、クソダサい投資家ほど暴落のリスクに怯えて配当再投資を躊躇したり、場合によっては狼狽売りをしたりするものです。

ハッキリ言いますが、彼らクソダサい投資家たちが最も気を付けなければならないことは、株価が下落するリスクではなく、機会損失のリスクです。これは、投資をしなかったせいで本来得られるはずの利益を逃すリスクのことです。

【S&P500種指数トータルリターン(年別):1926ー2017】
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過去92年間のS&P500種指数のトータルリターン(年別)を振り返ると、インフレ率調整前の年平均利回りは12.1%でした。これはS&P500ETFに投資した場合、一年間で期待できる利回りが12.1%であることを意味するわけですが、あくまで平均値であって実際はこの数字よりも大きく振れる場合が多いです。

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過去92年間の配当再投資を含めたトータルリターンを振り返ると、74%の確率でプラスの成績、26%の確率でマイナスの成績であることがわかります。

つまり、18年末にS&P500ETFに投資した場合、確率的に言えば19年末にプラスになっている確率はおよそ四分の三で、マイナスになっている確率はおよそ四分の一であるというわけです。

ちなみに、平均値の12.1%から±2%(つまり10.1~14.1%)であった確率はわずか9%しかなく、平均的なリターンが実現するのは10年に一度の極めて珍しい出来事であることがわかります。

一方で、一年間のトータルリターンが+20%以上である確率は37%と、三年に一度以上の確率で頻繁に起きています。また、+30%以上である確率も21%と、平均的なリターンが実現する確率の二倍以上と高率であることがわかります。

別の見方をすれば、いつまで経っても株式投資を始めないクソダサい非投資家たちは、毎年37%の確率で資産を二割増やせる機会を失っているというわけです。

また、暴落を待っているクソダサい投資家も少なくないと思いますが、一年間で20%以上暴落する確率はわずか7%しかないことを考えると、暴落に賭けている投資スタイルはただのギャンブルであり、賢明とは言えません。

それなら、今すぐ投資を始めて37%の確率で資産を二割増やした方がずっと賢明なはずです。

【S&P500種指数トータルリターン:1988ー2018】
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冒頭でも言った通り、投資の世界ではS&P500ETFに投資して配当を再投資し、長期で保有し続けることが最適解の一つとなっています。事実、S&P500種指数トータルリターンの推移を眺めると、過去30年間で20倍以上値上がりしています。

もちろん、投資家はあらかじめ底値がわかっていれば、暴落のタイミングに合わせて大きく買い増すことでパフォーマンスを最大化することができますが、投資の世界ではタイミング投資の成功はほとんどまぐれであり、再現性は極めて低いです。

従って、多くの個人投資家たちは足元のリスクに怯えて積立投資や配当再投資を躊躇するのではなく、あらかじめ定めた意思決定プロセスに従い、一貫してそれを続けるべきです。

グッドラック。

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