バフェット太郎です。
米労働省が発表した10月のPPI(生産者物価指数)は前月比予想+0.2%の上昇に対して、結果+0.6%の上昇と予想を大きく上回ったことで、ドル円相場はドル高円安が加速しました。
そもそもPPI(生産者物価指数)というのは、生産者が卸売業者や小売業者などに対してモノを売る時の販売価格を指数化したものです。つまり、PPIが上昇するということは、事業者にとって仕入れ値が上がるということを意味します。
たとえば消費者は、普段買っている洗剤やトイレットペーパーがいつもより値上がりしていると、「物価が上がったな」と感じるわけですが、洗剤やトイレットペーパーを仕入れている小売店の発注担当者は、仕入れの時点で物価が上がっていることをわかっています。さらに卸売業者も生産者から商品を仕入れる時点で物価が上がっていることに気づきます。
つまり、物価上昇はスーパーマーケットで生まれているわけではなく、生産現場で生まれているので、物価が上昇しているかどうかは、このPPI(生産者物価指数)を見ればいいわけです。
そして今回、10月のPPIが予想を大きく上回る前月比+0.6%の上昇という数字が出ました。これは9月のPPI前月比+0.2%の上昇からさらに上振れしているので、物価上昇に弾みがついていることを示唆しています。
さて、物価上昇は将来の賃金上昇を意味し、景気拡大に繋がる公算が大きいです。すると、FRB(米連邦準備制度理事会)は景気の過熱を抑えるために追加の利上げを実施しなければならなくなります。
そもそも世界の投資マネーは金利の低い所から高い所へと流れる傾向にあるため、米国の政策金利が上昇すれば、日本の政策金利との差が拡大するので、ドル高円安に繋がります。従って、PPIの上昇はドル高を意味するわけです。

将来の金利差拡大が期待されることから、ドル円は再び1ドル114円台半ばのレジスタンス(上値抵抗線:青線)を試す展開となっています。
過去二年間、四度このレジスタンスを試すもなかなかブレイクアウト出来ずにいましたが、現在、強気のトレンドチャネル(緑線)も後押ししていることから、上にブレイクアウトする公算が大きいです。
グッドラック。
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米労働省が発表した10月のPPI(生産者物価指数)は前月比予想+0.2%の上昇に対して、結果+0.6%の上昇と予想を大きく上回ったことで、ドル円相場はドル高円安が加速しました。
そもそもPPI(生産者物価指数)というのは、生産者が卸売業者や小売業者などに対してモノを売る時の販売価格を指数化したものです。つまり、PPIが上昇するということは、事業者にとって仕入れ値が上がるということを意味します。
たとえば消費者は、普段買っている洗剤やトイレットペーパーがいつもより値上がりしていると、「物価が上がったな」と感じるわけですが、洗剤やトイレットペーパーを仕入れている小売店の発注担当者は、仕入れの時点で物価が上がっていることをわかっています。さらに卸売業者も生産者から商品を仕入れる時点で物価が上がっていることに気づきます。
つまり、物価上昇はスーパーマーケットで生まれているわけではなく、生産現場で生まれているので、物価が上昇しているかどうかは、このPPI(生産者物価指数)を見ればいいわけです。
そして今回、10月のPPIが予想を大きく上回る前月比+0.6%の上昇という数字が出ました。これは9月のPPI前月比+0.2%の上昇からさらに上振れしているので、物価上昇に弾みがついていることを示唆しています。
さて、物価上昇は将来の賃金上昇を意味し、景気拡大に繋がる公算が大きいです。すると、FRB(米連邦準備制度理事会)は景気の過熱を抑えるために追加の利上げを実施しなければならなくなります。
そもそも世界の投資マネーは金利の低い所から高い所へと流れる傾向にあるため、米国の政策金利が上昇すれば、日本の政策金利との差が拡大するので、ドル高円安に繋がります。従って、PPIの上昇はドル高を意味するわけです。
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将来の金利差拡大が期待されることから、ドル円は再び1ドル114円台半ばのレジスタンス(上値抵抗線:青線)を試す展開となっています。
過去二年間、四度このレジスタンスを試すもなかなかブレイクアウト出来ずにいましたが、現在、強気のトレンドチャネル(緑線)も後押ししていることから、上にブレイクアウトする公算が大きいです。
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