バフェット太郎です。
12日のNYダウ株式市場は前日比ー602.12ドル(ー2.32%)安の2万5387.18ドル、S&P500種指数は同ー54.79ポイント(ー1.97%)安の2726.22ポイント、ナスダック総合指数は同ー206.03ポイント(ー2.78%)安の7200.87ポイントと三指数揃って急落しました。
米国株式市場が急落した主な要因は、これまで相場の牽引役となってきた時価総額世界最大のアップル(AAPL)株が暴落したためです。アップル株は前日比ー5.04%安の194.17ドルで引けました。
アップルが暴落した主な要因は、「iPhone」の最新モデル向け製品を製造するレーザーセンサーメーカーのルメンタム・ホールディングスが「大口の顧客から供給の大幅削減を要請された」として、四半期の業績見通しを下方修正したためです。これを受けてルメンタムの株価は前日比ー32.98%安と大暴落しました。
ルメンタムは「大口の顧客」の社名を明らかにしませんでしたが、これがアップルであることはほぼ確実であることから、「iPhone」向けに部品や部材を供給する主要サプライヤーの株価も軒並み急落しました。シーラス(CRUS)ー13.86%安、コルボ(QRVO)ー6.38%安、スカイワークス(SWKS)ー4.98%安でした。
【アップル(AAPL)週足:2014ー2018】

アップル株は今年2月、瞬間的に50週移動平均線を下回ったものの、それを除けば16年7月以降一貫して強気相場を形成し、相場の牽引役となってきました。それだけに50週移動平均線を明確に割り込むようならFAAMG株ブームの終焉を意味していると言えます。
また、この日はゴールドマン・サックス(GS)の株価も前日比ー7.46%安と暴落しました。

ゴールドマンの株価が急落した主な要因は、マレーシア政府系投資会社1MDB(ワン・マレーシア・デベロップメント)の巨額不正事件を巡って、マレーシア政府が1MDBの債券発行を引き受けたゴールドマン・サックスに対して、手数料の「完全返還」を要求したためです。
★★★
さて、投資の世界では「S&P500ETFに投資して配当を再投資しろ」というのが最適解の一つになっているため、多くの投資家がS&P500ETFに投資しています。しかし、これはどの時代でも最高のパフォーマンスが期待できる「最強の投資法」というわけではなく、「長期的にみれば高いリターンが期待できる賢明な投資法のひとつ」にすぎません。
また、時価総額の高い(つまり割高な)企業の株価に影響を受けやすいので、FAAMG株など高PER株がブームになると、多くの投資家を長期間失望させかねないというデメリットもあります。
とはいえ、アップルもアマゾンも、そしてアルファベットも優良株であることには変わりないので、投資家は配当を再投資し、愚直に積立投資することで「長期的にみれば高いリターン」を期待して、自身の投資スタイルを貫かなければなりません。
もちろん、それには強い精神力と忍耐力が必要ですから、それができないのなら、世界の株式市場に幅広く分散されたVT(バンガード・トータル・ワールド・ストック・ETF)や、世界中の債券、REIT、そして金などに投資するといいと思います。
リスク許容度は投資家によって違いますから、投資家に合った投資法は無数に存在します。つまり、あなたにとってベストな投資法はあなた自身が見つけなければならないのです。
もし、今回のアップル暴落でS&P500ETFを手放すようなら、あなたのリスク許容度はあなたが考えているよりも小さいので、債券などその他のアセットクラスの比重を高くしてもいいと思いますよ。
グッドラック。
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします
12日のNYダウ株式市場は前日比ー602.12ドル(ー2.32%)安の2万5387.18ドル、S&P500種指数は同ー54.79ポイント(ー1.97%)安の2726.22ポイント、ナスダック総合指数は同ー206.03ポイント(ー2.78%)安の7200.87ポイントと三指数揃って急落しました。
米国株式市場が急落した主な要因は、これまで相場の牽引役となってきた時価総額世界最大のアップル(AAPL)株が暴落したためです。アップル株は前日比ー5.04%安の194.17ドルで引けました。
アップルが暴落した主な要因は、「iPhone」の最新モデル向け製品を製造するレーザーセンサーメーカーのルメンタム・ホールディングスが「大口の顧客から供給の大幅削減を要請された」として、四半期の業績見通しを下方修正したためです。これを受けてルメンタムの株価は前日比ー32.98%安と大暴落しました。
ルメンタムは「大口の顧客」の社名を明らかにしませんでしたが、これがアップルであることはほぼ確実であることから、「iPhone」向けに部品や部材を供給する主要サプライヤーの株価も軒並み急落しました。シーラス(CRUS)ー13.86%安、コルボ(QRVO)ー6.38%安、スカイワークス(SWKS)ー4.98%安でした。
【アップル(AAPL)週足:2014ー2018】

アップル株は今年2月、瞬間的に50週移動平均線を下回ったものの、それを除けば16年7月以降一貫して強気相場を形成し、相場の牽引役となってきました。それだけに50週移動平均線を明確に割り込むようならFAAMG株ブームの終焉を意味していると言えます。
また、この日はゴールドマン・サックス(GS)の株価も前日比ー7.46%安と暴落しました。
SPONSORED LINK

ゴールドマンの株価が急落した主な要因は、マレーシア政府系投資会社1MDB(ワン・マレーシア・デベロップメント)の巨額不正事件を巡って、マレーシア政府が1MDBの債券発行を引き受けたゴールドマン・サックスに対して、手数料の「完全返還」を要求したためです。
★★★
さて、投資の世界では「S&P500ETFに投資して配当を再投資しろ」というのが最適解の一つになっているため、多くの投資家がS&P500ETFに投資しています。しかし、これはどの時代でも最高のパフォーマンスが期待できる「最強の投資法」というわけではなく、「長期的にみれば高いリターンが期待できる賢明な投資法のひとつ」にすぎません。
また、時価総額の高い(つまり割高な)企業の株価に影響を受けやすいので、FAAMG株など高PER株がブームになると、多くの投資家を長期間失望させかねないというデメリットもあります。
とはいえ、アップルもアマゾンも、そしてアルファベットも優良株であることには変わりないので、投資家は配当を再投資し、愚直に積立投資することで「長期的にみれば高いリターン」を期待して、自身の投資スタイルを貫かなければなりません。
もちろん、それには強い精神力と忍耐力が必要ですから、それができないのなら、世界の株式市場に幅広く分散されたVT(バンガード・トータル・ワールド・ストック・ETF)や、世界中の債券、REIT、そして金などに投資するといいと思います。
リスク許容度は投資家によって違いますから、投資家に合った投資法は無数に存在します。つまり、あなたにとってベストな投資法はあなた自身が見つけなければならないのです。
もし、今回のアップル暴落でS&P500ETFを手放すようなら、あなたのリスク許容度はあなたが考えているよりも小さいので、債券などその他のアセットクラスの比重を高くしてもいいと思いますよ。
グッドラック。

大変励みになります。今日も応援のポチお願いします
SPONSORED LINK
コメント