バフェット太郎です。
米労働省が発表した10月の米コアCPI(消費者物価指数)は前年同月比+2.2%と、予想の+2.3%を下回りました。
そもそも米コアCPIとは、価格変動の激しい食料品やエネルギーを除いた米国のインフレ率を表す指標で、コアCPIが上昇しているということはインフレ懸念が高まっているだけでなく、米国経済が好調であることを意味します。
そのため、コアCPIの上昇が加速すると、FRB(米連邦準備制度理事会)は景気の過熱を抑制するために追加の利上げに踏み切る可能性が高くなります。
一方でコアCPIが下落すると、景気減速への懸念から利下げに踏み切る可能性が高まります。つまり、コアCPIの上昇トレンドが続いていることを考えれば、米国経済は依然として堅調であることを意味します。
10月の米コアCPIは予想を下回ったものの、過去一年間の米コアCPIを眺めると、下値を少しずつ切り上げていることがわかります。そのため、これから投資家が注意しなければならないことは、コアCPIの上昇が加速するかどうかということです。
過去48年間のコアCPIと失業率の推移を眺めると、失業率が上昇する直前にコアCPIが上昇していることがわかります。
これはインフレ率が加速(つまり物価が急上昇)すると消費者の買い物意欲が減退し、企業業績が低迷、コスト削減を余儀なくされた結果リストラが進み、失業率が跳ね上がるためです。
また、10月の失業率は3.7%だったわけですが、過去を振り返ると4.0%前後で反転し、リセッション(景気後退)入りしていたことを考えると、現在の水準を長期で維持することは難しく、インフレ率の加速に伴い失業率も急上昇する可能性が高いです。
さて、多くの個人投資家は依然として米国経済に対して強気の見方をしていて、FAAMG株を割安だと考えてナンピン買いしていますが、これは少し気をつけた方がいいです。
たしかに米国経済は経済指標を見る限り強気の見方ができますが、現在の水準(あるいは「景気の位置」と言い換えてもいいのだけれど)を考えればリセッションに近づきつつあると考えられます。
そのため、投資家がやるべきことは積極的にリスクを取りにいくのではなく、リスクを抑え、保守的で慎重なポートフォリオを構築し弱気相場に備えることです。
グッドラック。
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米労働省が発表した10月の米コアCPI(消費者物価指数)は前年同月比+2.2%と、予想の+2.3%を下回りました。
そもそも米コアCPIとは、価格変動の激しい食料品やエネルギーを除いた米国のインフレ率を表す指標で、コアCPIが上昇しているということはインフレ懸念が高まっているだけでなく、米国経済が好調であることを意味します。
そのため、コアCPIの上昇が加速すると、FRB(米連邦準備制度理事会)は景気の過熱を抑制するために追加の利上げに踏み切る可能性が高くなります。
一方でコアCPIが下落すると、景気減速への懸念から利下げに踏み切る可能性が高まります。つまり、コアCPIの上昇トレンドが続いていることを考えれば、米国経済は依然として堅調であることを意味します。
10月の米コアCPIは予想を下回ったものの、過去一年間の米コアCPIを眺めると、下値を少しずつ切り上げていることがわかります。そのため、これから投資家が注意しなければならないことは、コアCPIの上昇が加速するかどうかということです。
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過去48年間のコアCPIと失業率の推移を眺めると、失業率が上昇する直前にコアCPIが上昇していることがわかります。
これはインフレ率が加速(つまり物価が急上昇)すると消費者の買い物意欲が減退し、企業業績が低迷、コスト削減を余儀なくされた結果リストラが進み、失業率が跳ね上がるためです。
また、10月の失業率は3.7%だったわけですが、過去を振り返ると4.0%前後で反転し、リセッション(景気後退)入りしていたことを考えると、現在の水準を長期で維持することは難しく、インフレ率の加速に伴い失業率も急上昇する可能性が高いです。
さて、多くの個人投資家は依然として米国経済に対して強気の見方をしていて、FAAMG株を割安だと考えてナンピン買いしていますが、これは少し気をつけた方がいいです。
たしかに米国経済は経済指標を見る限り強気の見方ができますが、現在の水準(あるいは「景気の位置」と言い換えてもいいのだけれど)を考えればリセッションに近づきつつあると考えられます。
そのため、投資家がやるべきことは積極的にリスクを取りにいくのではなく、リスクを抑え、保守的で慎重なポートフォリオを構築し弱気相場に備えることです。
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