バフェット太郎です。

1日、上海総合指数は前日比-1.78%安の2688.85ptで取引を終えました。これは主に中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想値を下回ったためです。

PMIは市場予想49.6に対して結果49.4でした。

PMIは景気の良し悪しを判断する指数で、50を上回ると景気拡大、下回ると景気悪化です。今回の数値は2012年8月以来の低水準で、50を下回るのは6ヶ月連続です。

中国の製造業の悪化は、コモディティ価格の下落と設備過剰によるもので、短期的こうした問題は解決しないです。人民元がこのままの水準なら製造業は回復しませんし、人民元を切り下げればドル建て債務が拡大し、企業の連鎖倒産が想定されます。

china10y
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チャートは上海総合指数の10年チャートです。大きなデッドクロスを形成し下落トレンドが継続しています。目標株価は2000ptを割り込むと思います。

ちなみに、米ヘッジファンドの大物ファンドマネジャーたちは人民元を売り持ちしています。例えば数年前に米住宅市場への投資で莫大な利益を上げたカイル・バス氏は、人民元と香港ドルが下落すると利益が見込める取引におよそ85%もの集中投資をしています。他にはスタンレー・ドラッケンミラー氏やデビッド・テッパー氏などの大物ファンドマネジャーたちも人民元を売り持ちにしています。
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