バフェット太郎です。
投資の世界では「S&P500ETFに投資して配当を再投資しろ」というのが賢明な投資法のひとつとして、多くの投資家らから支持されています。
また、資産を最大化させたければ積立投資をすることで資産を加速度的に増やすことができます。ちなみに、配当を再投資するタイミングや積立投資をするタイミングは、そもそも投資の世界ではタイミングを正確に計ることは不可能と言われているので、定期的に、そして機械的にやるのが良いとされています。
しかし、どうしてこんな簡単な方法があるのに誰もそれを実践しないのでしょうか?結論から言えば、この投資法は単純ではあるものの、簡単ではないからです。
「S&P500ETFに投資して配当を再投資しろ」という投資法は一見すると簡単のように思えますが、これはあくまで長期的に見て確率的に報われやすい賢明な投資法のひとつであって、常に最高のパフォーマンスが期待できるわけではありません。
事実、99年12月末から09年12月末にかけての10年間、S&P500種指数のパフォーマンス(配当再投資を除く)は年率平均ー2.7%だったのに対して、代表的な新興国株ETFであるiシェアーズ・エマージング・マーケット・ETF(EEM)のそれは+10.4%でした。
この10年間、S&P500ETFを保有し続けていたら、配当を除いた評価額が24.1%も減少していたので、いくら著名な投資家が「S&P500ETFに投資して配当を再投資しろ」といったところで誰も聞く耳を持たなかったことは容易に想像できます。
また、S&P500ETFが低迷する一方で、新興国株が大きく上昇したことで、多くの投資家らが「S&P500ETFへの集中投資は時代遅れの投資法だ」と考えるようになったのも納得できます。とはいえ、その後新興国株が長期で低迷し、米国株が大きく上昇したことを考えれば、そうした考えが間違いだったことがわかるわけですが。
いずれにせよ、あらゆる特定の投資スタイルや投資対象が、永遠に最高のパフォーマンスを叩き出せるわけではありません。一方で投資タイミングを正確に計ることもできません。
S&P500ETFの週足チャートを眺めると、株価の上値が切り上がっている一方、RSIとMACDの上値が切り下がっている逆相関の関係が見られます。これは強気相場の最終局面に表れやすいサインです。また、50週移動平均線をすでに下回っていることを考えると、米国株の強気相場は終わりを迎えつつあることが予想されます。
こうした中、賢明な投資法は「タイミングを計らず、配当を再投資し、愚直に積立投資すること」のはずなのですが、多くの投資家らは「もう少し値下がりしてから買い増そう」と考え、賢明な投資法を自らの意志で放棄します。
このように、「S&P500ETFに投資して配当を再投資しろ」という投資法は単純ではあるものの、実践するにはあまりにも難しい投資法であることがわかると思います。
グッドラック。
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします
投資の世界では「S&P500ETFに投資して配当を再投資しろ」というのが賢明な投資法のひとつとして、多くの投資家らから支持されています。
また、資産を最大化させたければ積立投資をすることで資産を加速度的に増やすことができます。ちなみに、配当を再投資するタイミングや積立投資をするタイミングは、そもそも投資の世界ではタイミングを正確に計ることは不可能と言われているので、定期的に、そして機械的にやるのが良いとされています。
しかし、どうしてこんな簡単な方法があるのに誰もそれを実践しないのでしょうか?結論から言えば、この投資法は単純ではあるものの、簡単ではないからです。
「S&P500ETFに投資して配当を再投資しろ」という投資法は一見すると簡単のように思えますが、これはあくまで長期的に見て確率的に報われやすい賢明な投資法のひとつであって、常に最高のパフォーマンスが期待できるわけではありません。
事実、99年12月末から09年12月末にかけての10年間、S&P500種指数のパフォーマンス(配当再投資を除く)は年率平均ー2.7%だったのに対して、代表的な新興国株ETFであるiシェアーズ・エマージング・マーケット・ETF(EEM)のそれは+10.4%でした。
この10年間、S&P500ETFを保有し続けていたら、配当を除いた評価額が24.1%も減少していたので、いくら著名な投資家が「S&P500ETFに投資して配当を再投資しろ」といったところで誰も聞く耳を持たなかったことは容易に想像できます。
また、S&P500ETFが低迷する一方で、新興国株が大きく上昇したことで、多くの投資家らが「S&P500ETFへの集中投資は時代遅れの投資法だ」と考えるようになったのも納得できます。とはいえ、その後新興国株が長期で低迷し、米国株が大きく上昇したことを考えれば、そうした考えが間違いだったことがわかるわけですが。
いずれにせよ、あらゆる特定の投資スタイルや投資対象が、永遠に最高のパフォーマンスを叩き出せるわけではありません。一方で投資タイミングを正確に計ることもできません。
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S&P500ETFの週足チャートを眺めると、株価の上値が切り上がっている一方、RSIとMACDの上値が切り下がっている逆相関の関係が見られます。これは強気相場の最終局面に表れやすいサインです。また、50週移動平均線をすでに下回っていることを考えると、米国株の強気相場は終わりを迎えつつあることが予想されます。
こうした中、賢明な投資法は「タイミングを計らず、配当を再投資し、愚直に積立投資すること」のはずなのですが、多くの投資家らは「もう少し値下がりしてから買い増そう」と考え、賢明な投資法を自らの意志で放棄します。
このように、「S&P500ETFに投資して配当を再投資しろ」という投資法は単純ではあるものの、実践するにはあまりにも難しい投資法であることがわかると思います。
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