バフェット太郎です。

株式市場が音を立てて崩れ落ちる中、半ばパニックを起こしているクソダサい投資家たちの姿が散見されます。特にFANGをはじめとしたハイテク株中心で運用している投資家ほど狼狽売りに迫られており、今回の暴落の衝撃の強さを物語っています。

たとえば、FANG株はそれぞれ直近の高値から、フェイスブックがー39%安、アマゾン・ドットコムー27%安、ネットフリックス(NFLX)ー37%安、アルファベット(GOOGL)ー21%安と、全て弱気相場入りしていることがわかります。

また、市場の牽引役となってきたアップル(AAPL)の株価も直近の高値からー23%安に沈んでいることから、FANG株のトレンドは完全に終了し、弱気相場入りしていると考えられます。

とはいえ、弱気相場とは投資家が資産形成する上で最も重要な局面ですから、多くの投資家はこれをチャンスと捉えるべきです。

たとえば、バフェット太郎が保有する銘柄はどれも安定した配当が期待できるわけですが、配当は再投資することで株価下落の「クッション材」の役割を果たしてくれます。また、相場がいったん回復すれば、配当再投資した分の保有株が強気相場のアクセルとなり、パフォーマンスを最大化してくれる「加速装置」の役割も果たしてくれます。

そのため、アップル(AAPL)に投資している投資家たちは、この弱気相場でコツコツと配当を再投資した方が賢明です。

一方で、フェイスブックやアマゾン・ドットコム、アルファベットなどの銘柄は無配であることから、投資家は配当を再投資することができません。これは別に悪いことでもなんでもなくて、単純に稼いだ利益を株主に還元するのか、あるいは利益成長のための投資に使うかの違いによるものでしかありません。

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たとえばコカ・コーラは稼いだ利益を投資に回そうと考えても、大きな投資を必要としていないことから、株主に配当として現金を還元した方が合理的です。

一方でアマゾン・ドットコムやアルファベットなどは、稼いだ利益で新規事業に投資したり事業買収に使った方が、将来の利益を最大化できると考えられるため、配当で株主に還元するよりも、利益を成長させることで株価を上昇させた方が合理的だと言えます。

とはいえ、ヒトは将来の不確実性を嫌うものです。

投資家は配当を受け取ることで確実にリターンを得られるものの、無配株は株価が上昇しなければリターンを得ることができません。また、将来の期待がしぼみ、PERなどのバリュエーションが低迷すれば、たとえ利益成長が実現したとしても、必ずしも株価が上昇するとは限りません。

強気相場ではこうした懸念が軽視されるので、多くの投資家は値上がり益の期待できる銘柄、すなわちFANG株などに集中投資して、弱気相場になると株価下落に耐えきれず、狼狽売りをしやすくなります。

そのため、弱気相場とは本来資産を最大化するうえで大切な局面であるものの、それを活かせるのはバフェット太郎のように連続増配株に投資している投資家であり、FANGなどの無配グロース株ばかりに集中投資しているクソダサい投資家たちが活かせる可能性はハッキリ言って低いです。

グッドラック。

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