バフェット太郎です。

仮想通貨の大暴落が始まりました。ビットコインは17年の高値237万8320円から、わずか一年で39万1560円と、およそ84%暴落しています。また、イーサリアム、リップル、ネムでも高値から90%以上暴落するなど、悲惨な状況になっています。

【最高値からの下落率】
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今回の暴落は、17年9月の水準に戻す程度ではあるものの、その後価格が大暴騰していたこともあり、暴落の衝撃もそれだけ大きいです。

また、仮想通貨クラスタは通常、買い持ち戦略でジッと保有し続けるというよりも、頻繁に売買を繰り返して利益を稼ぐことの方が多いので、70~100万円のレンジで高値掴みしていた投資家たちは一年経たずして焼かれてしまったことになります。

さて、こうした中、投資家は本来どうすればよかったのでしょうか。結論から言えば、「幅広く分散投資し、機械的ににリバランスしろ」ということです。

そう言うと、多くの仮想通貨クラスタは「ビットコイン、イーサリアム、リップル、ネムに幅広く分散投資しているのに大損したのだけれど?」とトンチンカンなことを言ったりするわけです。

そもそも分散投資とは、株式や債券、REIT、コモディティなど、全く違う性質の資産に投資することを意味するので、同じ性質の仮想通貨をいくら保有したとしても、それを分散投資とは言わないのです。

そのため、仮想通貨に投資するなら株式や債券にも投資する必要があるわけです。それにも関わらず、経験の浅い未熟な投資家ほど「貯金1000万円を仮想通貨に集中投資する」などというキ〇ガイのようなことを平気でやるわけです。

ちなみに、これと同じようなことは米国株クラスタでも見られました。米国株クラスタの中には、FANG銘柄がブームになっていたこともあり、FANG株に集中投資していた人たちもいましたが、FANG株が軒並み暴落して弱気相場入りすると、忽然と姿を消したのです。

FANG株は同じハイテク・グロース株なので、これらの銘柄をいくら保有したとしてもリスク分散が出来てるとは言わないのです。

このように、幅広いアセットクラスに分散投資することに加えて、株式などはセクターにも十分注意を払って分散投資する必要があります。

では、仮想通貨に投資する場合、ポートフォリオ全体の何%を目安に保有するのが適切なのでしょうか。

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結論から言えば、2~3%程度でいいと思います。そもそも仮想通貨はボラティリティ(変動率)が大きすぎるため主力の投資先にはなり得ません。また、2~3%であれば、資産評価額が大幅に減少しても、ショックを受けて買い増しや積立投資を怠るなんてこともなくなるはずです。

たとえば、仮にビットコインとイーサリアム、リップルにそれぞれ1%ずつ、計3%の投資資金を振り分けた場合、仮に仮想通貨が軒並み90%暴落したとしても、資産全体に与える影響はー2.7%に過ぎません。

そのため、幅広く分散投資していれば、暴落に絶望することはありませんし、愚直に積立投資とリバランスをし続けることができます。また、値下がりしている時期に十分な量の仮想通貨を買い増すことができるので、長期的なパフォーマンスを最大化することができるはずです。

しかし、それを怠っているのが経験の浅い未熟なクソダサい仮想通貨クラスタたちです。彼らは強気相場では「買い増しだ!積立投資だ!」と威勢の良いことばかり言いますが、実際に暴落が始まると意気消沈して何も出来ない凍死家状態に陥るわけです。

従って、これから仮想通貨に興味を持ち、投資をしてみたいと考えているのなら、ポートフォリオ全体の2~3%程度に留めておくことが正解です。

グッドラック。

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