バフェット太郎です。

ー 富める者はますます富み、貧しい者はますます貧しくなる ー

2000年も前の言葉だけれど、その意味するところは今日も変わらない。

「r>g」、フランスの経済学者トマ・ピケティ氏は格差が拡大する理由をこのひとつの不等式で証明しました。「r」とはリターン・オン・キャピタルのことで資本収益率(投資利回り)を意味し、「g」とはエコノミック・グロース・レートのことで経済成長率(賃金の伸び率)を意味します。

そして、rとgの成長率はそれぞれ4~5%と1~2%であるため、資本主義社会は「r(4~5%)>g(1~2%)」という式に導かれて、格差が拡大するようにデザインされているわけです。

資本家と労働者の間で生まれる3%の格差をそれほど大きくないと感じる人もいるかもしれませんが、時間の経過とともに複利の力は大きく働くので、将来、絶望的な格差が生じるのは必然です。

【資本家と労働者の資本家格差:60年間】
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資本家と労働者の間で生まれる3%の格差が60年間続いた場合、資本家の資産は当初の100から1868になったの対して、労働者の資産はわずか328と、4.7倍もの格差が生まれることがわかります。

人生100年時代と言われる中で、複利の力がますます大きな役割を果たすことは明らかなので、今後、人々の格差はさらに拡大することが予想されます。

とはいえ、格差社会とは貧乏人がより貧乏になるというわけではありません。日本のような先進的で豊かな社会では、誰もが資本主義の恩恵を享受することができるので、誰もが資本家の側にいくことができます。そして、その最も簡単な方法が「株式投資」です。

ペンシルべニア大学ウォートン・スクール教授のジェレミー・シーゲル氏によれば、過去200年にも及ぶ膨大なデータを分析した結果、株式(インフレ調整済み)の実質リターンは年率平均7%だったとのこと。

これは、1802年以降、米国経済が農業型社会から工業型社会へとシフトし、さらにサービス業主体の社会へシフトし、戦争、恐慌、通貨制度の移行、情報革命など、米国経済は劇的に変化を繰り返したにも関わらず、変わることはありませんでした。

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チャートは資本家と労働者、そして株式投資家の資産の伸び率を示したものです。

60年間で労働者の資産は3.3倍、資本家は18.7倍、そして株式投資家は58.0倍と大きく成長していることがわかります。そのため、格差の勝ち組に行きたいなら、S&P500ETFに投資して配当を再投資し続けるべきでしょう。

とはいえ、インターネットが発達した今、貧乏人は必ずしも株式投資に頼る必要はなくなりました。それはインフルエンサーになってお金を稼ぐという方法です。

現代では、ツイッターを利用して誰もが発信力を手にすることができますし、そうして手に入れたフォロワーをマネタイズできるメディアに誘導することで収益化できます。

たとえば、ツイッターやインスタグラムで収益化することは難しいですが、そこで獲得したフォロワーをブログやnote、YouTubeといったメディアに誘導することで収益化することができます。

つまり、現代においてフォロワーは「信用」であり、ブログやnoteなどのメディアは「換金マシン」になり得るので、インフルエンサーは「信用」をお金に換金する錬金術を持っていることになるわけです。

かくいうバフェット太郎も、このブログを月間130万PV(月間収益数十万円〜)の「換金マシン」にすることができたので、お金を生み出し続けることができます。

インターネットの世界でただ時間を消費する側になるのか、それともそこから何かを学び、信用を獲得する側になるのか、これはr(資本家)の側かg(労働者)の側に行くのかを選ぶのと同じくらい、あるいはそれ以上に重要なことです。

グッドラック。

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