バフェット太郎です。
今から21年前、アマゾン・ドットコム(AMZN)がナスダックに上場しました。上場直後の株価は1.5ドルだったので、21年間買い持ちしていれば当初の投資金額は1000倍以上に値上がりしていたことになります。また、アップル(AAPL)株も同期間で400倍に値上がりしています。
このように、アマゾンやアップルといったグロース株への長期投資は大きなリターンが期待できるので夢はあるものの、誰も長期で保有し続けることができなかったことを考えると、グロース株投資の難しさがわかります。
アマゾンの長期チャートを眺めると、過去21年間で6回の暴落を経験していることがわかります。また、そのうちの1回はドットコムバブル崩壊で、当時、直近の高値からー94.4%も暴落しており、多くの投資家はアマゾンは倒産するのでは?と考えて株を投げ売りしていました。
その後わずか二年で株価は10倍に値上がりしたものの、以降30%以上暴落することが何度もあるなど、不安定な相場が続いたことを考えると、多くの投資家は楽観と悲観に揺れて売買をしていたことがわかります。
また、今年10月、FANGブームで沸く中、アマゾンの株価が一時的に30%暴落した局面で多くの投資家が狼狽売りに迫られたことを考えると、アマゾンへの長期投資が難しいことがわかります。
これは、未来を見通すガラスの水晶玉がないため、多くの投資家は30%値下がりする局面で50%の暴落を想像してしまうからです。仮に50%暴落すると考えた場合、手持ちの株をさっさと手離して安値で買い戻せばいいと考えるわけです。
とはいえ、高PERであることを加味すれば、その後長期で低迷する可能性も考えられます。すると多くの投資家は「何もアマゾンにこだわる必要はないのでは?」とし、「別の有望セクターに投資した方が賢明だ」ということになって、アマゾンへの投資熱が冷めていくのです。
これはアップルにも同じことが言えます。
アップルの株価を眺めると、これまで7回暴落しており、多くのグロース株投資家が何度もアップル株に見切りをつけていたことがわかります。
最近は新機種の「iPhone XR」の販売不振で株価は暴落しており、これまでの値上げ戦略が通用しなくなりつつあることが懸念されて株価が下落しています。
アップルもアマゾン同様、これから長期で低迷する可能性があることを考えると、グロース株投資家はアップルへの投資に不満を持つことになり、アップル離れが加速する可能性が高いです。
すると、いくら「アップルやアマゾンに長期投資すれば、当初の投資金額は何百倍にもなった」としても、誰も長期で保有することなどできないのだから意味がありません。
投資家の中には第二のアップルや第二のアマゾンを見つけて長期投資すればいいと考える投資家もいると思いますが、これまでアップルとアマゾンが成長する中で、無数のグロース株が市場から淘汰されたことを考えると、無数に存在するグロース株の中から、成功が約束された第二のアップルやアマゾンだけを探し当てることは困難であることがわかると思います。
もちろん、銘柄の数よりも市場参加者の方が数が多いことを考えれば、確率的に無数のグロース株から成功が約束されたグロース株にたまたま投資できた運の良い投資家もいるでしょう。しかし、それはまぐれであり偶然の産物に過ぎないことを考えると、再現性がない投資法だと言えます。
とはいえ、S&P500ETFに投資したからといって、資産が20年で数百倍になるなんてことは絶対にあり得ませんから、少ない投資金額しか用意できないのなら、個別の成長株を狙った方がいいかもしれません。もちろん、確率的に言えば、少ない投資金額すら失う可能性の方が大きいわけですが。
グッドラック。
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今から21年前、アマゾン・ドットコム(AMZN)がナスダックに上場しました。上場直後の株価は1.5ドルだったので、21年間買い持ちしていれば当初の投資金額は1000倍以上に値上がりしていたことになります。また、アップル(AAPL)株も同期間で400倍に値上がりしています。
このように、アマゾンやアップルといったグロース株への長期投資は大きなリターンが期待できるので夢はあるものの、誰も長期で保有し続けることができなかったことを考えると、グロース株投資の難しさがわかります。
アマゾンの長期チャートを眺めると、過去21年間で6回の暴落を経験していることがわかります。また、そのうちの1回はドットコムバブル崩壊で、当時、直近の高値からー94.4%も暴落しており、多くの投資家はアマゾンは倒産するのでは?と考えて株を投げ売りしていました。
その後わずか二年で株価は10倍に値上がりしたものの、以降30%以上暴落することが何度もあるなど、不安定な相場が続いたことを考えると、多くの投資家は楽観と悲観に揺れて売買をしていたことがわかります。
また、今年10月、FANGブームで沸く中、アマゾンの株価が一時的に30%暴落した局面で多くの投資家が狼狽売りに迫られたことを考えると、アマゾンへの長期投資が難しいことがわかります。
これは、未来を見通すガラスの水晶玉がないため、多くの投資家は30%値下がりする局面で50%の暴落を想像してしまうからです。仮に50%暴落すると考えた場合、手持ちの株をさっさと手離して安値で買い戻せばいいと考えるわけです。
とはいえ、高PERであることを加味すれば、その後長期で低迷する可能性も考えられます。すると多くの投資家は「何もアマゾンにこだわる必要はないのでは?」とし、「別の有望セクターに投資した方が賢明だ」ということになって、アマゾンへの投資熱が冷めていくのです。
これはアップルにも同じことが言えます。
アップルの株価を眺めると、これまで7回暴落しており、多くのグロース株投資家が何度もアップル株に見切りをつけていたことがわかります。
最近は新機種の「iPhone XR」の販売不振で株価は暴落しており、これまでの値上げ戦略が通用しなくなりつつあることが懸念されて株価が下落しています。
アップルもアマゾン同様、これから長期で低迷する可能性があることを考えると、グロース株投資家はアップルへの投資に不満を持つことになり、アップル離れが加速する可能性が高いです。
すると、いくら「アップルやアマゾンに長期投資すれば、当初の投資金額は何百倍にもなった」としても、誰も長期で保有することなどできないのだから意味がありません。
投資家の中には第二のアップルや第二のアマゾンを見つけて長期投資すればいいと考える投資家もいると思いますが、これまでアップルとアマゾンが成長する中で、無数のグロース株が市場から淘汰されたことを考えると、無数に存在するグロース株の中から、成功が約束された第二のアップルやアマゾンだけを探し当てることは困難であることがわかると思います。
もちろん、銘柄の数よりも市場参加者の方が数が多いことを考えれば、確率的に無数のグロース株から成功が約束されたグロース株にたまたま投資できた運の良い投資家もいるでしょう。しかし、それはまぐれであり偶然の産物に過ぎないことを考えると、再現性がない投資法だと言えます。
とはいえ、S&P500ETFに投資したからといって、資産が20年で数百倍になるなんてことは絶対にあり得ませんから、少ない投資金額しか用意できないのなら、個別の成長株を狙った方がいいかもしれません。もちろん、確率的に言えば、少ない投資金額すら失う可能性の方が大きいわけですが。
グッドラック。

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