バフェット太郎です。

サービス業の景況感を示すISM非製造業景況指数は予想59.2に対して、結果60.7と予想を上回りました。

そもそも米国では、民間経済の7割をサービス業が占めているため、ISM非製造業景況指数は重要性の高い指標として注目されています。

ちなみに「非製造業」とはモノを作り出さない仕事で、具体的に言えば銀行、小売、飲食、介護、卸売、不動産などを指します。

この指標の見方は指数が50を上回っていればサービス業が景気拡大期にあることを意味し、逆に50を下回っていれば景気後退期にあることを意味します。そのため、トレンド(方向性)ではなく、位置を見ることが重要です。

【ISM非製造業景況指数】
1
過去のリセッション(景気後退)を振り返ると、00年4月48.3、08年1月45と、いずれも50を下回ったことでリセッション入りしました。

それに比べると、11月の60.7という数字がいかに安心できる数字であるかがわかると思います。

【ISM非製造業景況指数:内訳】
2
指数の内訳を眺めると、事業活動が+2.7、新規受注が+1.0と好調だったものの、雇用が-1.3、在庫+1.5と不調でした。

ただし、指数のなかでも特に先行性の強い指数である新規受注が伸びていることは安心材料となりました。引き続き人手不足と通商問題に懸念があるものの、多くの企業は景気の先行きなどに楽観的であり、ただちにリセッション入りする兆候は見られません。

とはいえ、景気の先行指標になり得る株価(S&P500種指)に売りシグナルのデッドクロスが発生していることから投資家らは株価の行方を注視する必要があります。目先のターゲットは10月の底値である2603で、これを下回るようなら投資家らのパニック売りが見られると思います。

【S&P500種指数:日足】
3
バフェット太郎のように優良ディフェンシブ株に投資している投資家は、市場がたとえ恐怖とパニックに包まれたとしても、決して狼狽売りに走らず、愚直に配当再投資を続けてください。

グッドラック。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします 
SPONSORED LINK