バフェット太郎です。

米国株式市場が崩れつつある今、今年から米国株投資をはじめた人たちの多くは含み損を抱えていると思います。しかし、拙著『バカでも稼げる 「米国株」高配当投資』で紹介した黄金銘柄30種やS&P500ETFに投資している人たちは先行き見通しに対して過度に心配する必要はありません。

そもそも、どんな優良株に投資したとしても、10年に一度くらいは20~50%くらいは暴落するものなので、暴落に慣れてください。

たとえば、著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイの過去の株価(円建て)を振り返ると、1975年-52.9%安、87年-39.4%安、2000年-61.7%安、09年-54.5%安と、10年に一度のペースで暴落を繰り返していました。

【バークシャー・ハザウェイ(BRK/B):下落率(円建て)】
1

これは何もバークシャーに限った話ではなくて、どんな優良株でも10年に一度くらいは暴落するものなのです。すると、経験の浅い未熟な投資家ほど「暴落する前に売ればいい」と考えがちですが、そうしたタイミングを見計らった売買を繰り返して成功した投資家はほとんどいません。

なぜなら、短期的に見れば株価はランダムに変動するものなので、多くの投資家は手数料と税金分損をするだけだからです。そのため「株価はいつ暴落するのか」とか「強気相場はいつまで続くのか」といったタイミングがわからない中で、投資家がすべきことは以下の三つになります。

一、落ち着いてリスクに慣れること
二、一握りの優良株を大切に保有し、配当再投資を続けること
三、誰もが疑う中、自分を信じること

暴落のない株式市場などそもそも存在しないことを考えると、投資家はリスクに慣れる他ありません。とはいえ、簡単にリスクに慣れることなど誰にもできませんから、十分に分散投資すること、そして大きなレバレッジを掛けたリスクの高い取引を控えるようにしてください。

たとえば、十分にリスクを低減したいなら、保有株は15~20銘柄がいいと思います。仮に20銘柄に均等分散投資した場合、特定の一銘柄が-50%安と落ち込んだとしても、ポートフォリオにおけるダメージはわずか-2.5%でしかありません。

また、弱気相場では他の多くの投資家と同様「様子見姿勢」に徹するのではなく、株価が低迷して配当利回りが高くなっている時こそ、自分を信じて、愚直に配当再投資を続けて資産の最大化を目指してください。

グッドラック。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします 
SPONSORED LINK