バフェット太郎です。

11日のNYダウ株式市場は前日比-53.02ドル(-0.22%)安の2万4370.24ドルと下落して取引を終えました。下落した主な要因は、トランプ大統領がメキシコとの国境の壁建設費用を巡って、政府機関閉鎖も辞さない考えを示したことが懸念されたためです。

これとは別に、この日トランプ大統領はツイッターで「中国ととても生産的な話し合いが進んでいる!いくつか重要なお知らせをするので見ていてくれ!」とツイートしたことで、米中貿易摩擦懸念が後退し、株式市場は大きく上昇して推移していました。

その後メキシコとの国境の壁建設費用を巡って、テレビカメラの前でトランプ大統領が民主党幹部と激しい言い争いとなり、「望むものが得られなければ、連邦政府機関を閉鎖する」と話したことが嫌気されると株価は大きく値を下げました。

【S&P500種指数:日足】
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しかし、終盤になると米政府が中国が米国製の自動車と自動車部品の輸入関税を40%から15%に引き下げることに合意したことが明かになると、自動車株を中心に値を戻しました。

さて、中国の態度が軟化したことは大きな変化だと思います。これまで米中貿易摩擦を巡って、米中両国が一歩も引かない姿勢を示していただけに、中国が折れ始めているということは貿易摩擦解消に一歩近づいたと言えます。

【上海総合株価指数】
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上海総合株価指数を眺めると、三角保ち合いを形成していることが確認できます。三角保ち合いとは、上下の幅が段々と縮まった後、どちらか一方に大きく放たれるサインを意味するため、今後、米中貿易摩擦への懸念が後退する中で株価は大きく上昇し、中国株クラスタは息を吹き返すかもしれません。

グッドラック。

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