バフェット太郎です。

ウォールストリート・ジャーナルによれば、米たばこ最大手のアルトリア・グループ(MO)が電子たばこ最大手のジュール・ラブズの株式35%を128億ドル(約1兆4336億円)で取得するとのこと。

これにより、ジュールの企業価値は推定380億ドルとされます。これは世界の非上場企業の企業価値で第三位の規模になります。

【世界の非上場企業の貴重価値上位7社】
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ジュールの企業価値は民泊サービス大手のエアビーアンドビーやイーロン・マスク氏率いるロケット会社スペースXより大きいだけでなく、上場企業でディスカウントストア大手のターゲット(TGT:320億ドル)よりも大きいです。

【たばこ大手二社との比較】
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伝統的なたばこ会社二社と比較すると、ジュールの売上高は20億ドルと10分の一しかありませんが、営業利益率は75%とたばこ大手二社よりも利益率が高いです。

仮に純利益を9~10億ドルとした場合、PERは38~42倍と割高なバリュエーションと言えます。

しかし、米国では電子たばこを巡って規制強化の懸念が高まっているものの、世界中で売上を拡大できる余地があることを考えれば、決して高すぎるバリュエーションとは言えないかもしれません。

【アルトリア・グループ:MO】
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今回の報道を受けて、アルトリアの株価は前日比-2.78%安と急落しています。また、移動平均線はデッドクロスを形成しようとしていることから、チャートの形も悪いです。

そのため、すでに高値から24%以上下げているものの、さらなる暴落が予想されることから、たばこ株に集中投資している高配当株クラスタの狼狽売りと悲鳴が聞こえてくるかもしれません。

グッドラック。

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