バフェット太郎です。

熱狂する強気相場では、クソダサい投資家ほど「リスクを取らないことが最大のリスク」と考えて、常にフルインベストメントのリスクの高いポートフォリオをデザインするものです。

たしかに、過去の経験測に従えば、ドルコスト平均法でゆっくり積立投資するよりも、一括投資のフルインベストメントで運用した方が、長期的に見れば概ね高いリターンが期待できることで知られています。

また、現金をいくら保有していても利息をほとんど生まない一方、企業の内在価値は時間の経過とともに上昇していることを考えると、リスクを取らないことで機会損失をしてしまうことも事実です。

そのため、「リスクを取らないことが最大のリスクである」という言葉は確かにその通りです。しかし、多くの個人投資家はフルインベストメントで運用すべきではありません。なぜなら、フルインベストメントのリスクの高いポートフォリオをデザインしてしまうと、あっという間に自分のリスク許容度を超えて狼狽売りのリスクが高まるからです。

自分のリスク許容度は自分が考えているほど大きくないので、保守的過ぎるくらいが丁度いいです。かくいうバフェット太郎も、コカ・コーラやプロクター&ギャンブルなどディフェンシブ株を中心に運用することで、リスク許容度内で運用しています。

では、個人投資家は株式などのリスク資産をどれくらいの比率で運用した方が良いのでしょうか。結論から言えば、概ね70~90%程度がいいと思います。もちろん、人によってリスク許容度が大きく違うので、一概には言えませんが、あまりにも現金比率が高すぎると、資産価格上昇の恩恵を受けることができないので、現金比率を40%以上にするべきではありません。

【アセット・アロケーションA】
1
アセットアロケーションの一例として、株式に資金の45%を振り向ける場合、比較的安全資産とされる債券への比重が大きいので、現金比率を10%に抑えても大丈夫です。

【アセット・アロケーションB】
2
一方で「アセット・アロケーションB」の方は資産の半分以上を株式で運用しているため、現金比率は20%となるべく多めにとっておいた方がいいです。

このように、リスク資産の割合で現金の比率を調整すると、下落相場で狼狽売りに迫られるリスクが低下します。また、こうした局面で十分な現金を保有していることで、積極的に割安株を買い向かうこともできます。

いずれにせよ、強気相場で「現金」をバカにしてきた投資家たちは、下落相場で資産が目減りする様を黙って眺める他なく、今こそその代償を払う時が来たわけです。

グッドラック。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします 
SPONSORED LINK