バフェット太郎です。

27日のNYダウ株式市場は前日比+260.37ドル(+1.14%)高の2万3138.82ドルと上昇して取引を終えました。予想を下回る経済指標を嫌気して一時は-600ドルと大きく下げる場面もありましたが、結局は買い戻されてプラス圏に浮上して取引を終えました。

コンファレンスボードが発表した12月の米消費者信頼感指数は予想133.7に対して、結果128.1と予想を大きく下回りました。ちなみに、前月からの低下幅は8.3ポイントで、15年7月以来の下げ幅を記録しました。

【米消費者信頼感指数(CB)】
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そもそも消費者信頼感指数とは、消費者が今の経済をどのように感じているのか、そしてこの先どうなると思っているかについて、意見調査の結果をもとめたものです。

消費者信頼感指数が高ければ、人々は経済が順調であると感じていることを意味するので、前月から上昇していれば、人々は景気が上向いてきたと感じていることになります。しかし、一方で指数が下落している場合は、人々は景気の先行きに不安を抱いていると言えます。

過去を振り返れば、リセッション(景気後退)に向かう時期に合わせて、消費者信頼感指数が確実に低下していることがわかります。今月、すでに三カ月連続で指数が低下しており、今後さらに低下すれば、それはリセッションを示唆していると言えます。

【S&P500種指数:週足】
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S&P500種指数の週足チャートを眺めると、12月以降大きく急落していましたが、200週移動平均線をサポートラインに急反発していることがわかります。そのため、この水準でダブルボトムを形成して回復していくというシナリオに期待がもてるものの「デッド・キャット・バウンス」である可能性もあります。

「デッド・キャット・バウンス」とは「猫を高いところから落とせば、死んだ猫でも生きているように跳ね返る」という意味で、今日のような大幅下落後の小幅回復を意味します。

そのため、経済指標が次第に悪化しつつある中の小幅回復に安心すべきではありません。投資家は再び急落する局面で、サポートラインを反発してダブルボトムを形成するのか、あるいは割り込んでさらなる暴落となるのか注視する必要があります。

グッドラック。

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