バフェット太郎です。

4日のNYダウ株式市場は前日比+79.92(+0.49%)高の1万6416.58ドルで取引を終えました。方向感は乏しく、やや弱気ムードになっています。主な要因は、衣料品大手のラルフローレン(RL)と百貨店大手のコールズ(KSS)などの小売業から通期決算に対して弱きの見通しが発表されたためです。暖冬により高単価の冬物衣料の販売が落ち込んだことや、ドル高による北米への観光客減少が響きました。RLは前日比-22.2%、KSSは-18.8%と大幅に売られたことや5日に発表される雇用統計を控えた様子見ムードが重しになりました。

また、他の米経済指標にも投資家は慎重になっています。
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米第4四半期非農業部門労働生産性速報値の前期比年率は予想-1.8%低下に対し、結果-3.0%低下と予想を下回りました。これは2014年第1四半期以来の大きな落ち込みです。

12月米製造業新規受注の前月比は予想-2.8%減に対し、結果-2.9%減と予想を下回りました。これは一年ぶりの大幅な落ち込みで、ドル高や世界需要の落ち込みが影響しました。

米新規失業保険申請件数の前週比は予想28万件に対し、結果28万5000件と増加(悪化)しました。これは景気減速や労働市場が失速しているとの可能性が示唆されました。

世界の投資マネーは公共株へ流れている」でも書いたように、投資家の弱気ムードが広がっていることを裏付ける経済指標でした。
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