バフェット太郎です。

14日のNYダウ株式市場は前日比-86.11ドル(-0.36%)安の2万3909.84ドルと小幅下げて取引を終えました。下落した主な要因は、12月の中国貿易統計が予想外に減少したことから、世界経済の減速懸念が高まったことが嫌気されたためです。また、企業の決算シーズンが本格的に始まるなか、投資家らの警戒感も高まりました。

さて、中国税関総署が発表した12月の貿易統計は輸出が予想+3.0%に対して、結果-4.4%、輸入は+5.0%に対して、結果-7.6%とそれぞれ予想を大きく下回りました。また、対米輸出は-3.5%でした。

中国の対米輸出はこれまで、関税の発行前の駆け込み需要を背景に底堅さを見せてきましたが、12月の数字を見ればその効果がすでに薄れ始めていることがわかります。また、輸出の原動力である広東省で先日、中国PMI(購買担当者指数)の発表停止を明らかにしました。政府当局が貿易統計の悪さを隠そうとしていることは明らかで、米中貿易摩擦が中国貿易に大きく影響していることがわかります。

中国が貿易統計を隠す理由は、米国との通商交渉があるからです。米中貿易摩擦の結果、中国景気が打撃を受けているということになれば、米国に有利な通商合意を確保されてしまう恐れがあるので隠さざるを得ないわけです。

中国景気の失速は中国での売上高比率が高い半導体株の売り材料にもなりました。インテル(INTC)は-1.19%安、マイクロン・テクノロジー(MU)-3.72%安、ラム・リサーチ(LRCX)-2.55%安でした。

半導体株は一時ブームになっていたことから、個人投資家の中には優良半導体株をバイ&ホールドすればお金持ちになれると信じていた人たちがいましたが、中国景気の失速を考えると、その夢は儚く散りそうです。 4
さて、この日から企業の四半期決算が本格化しましたが、その皮切りとなる金融大手シティ・グループ(C)の第4四半期決算はまちまちの内容でした。

EPSは予想1.55ドルに対して、結果1.64ドルと予想を上回りました。

売上高は予想175億9000万ドルに対して、結果171億ドルと予想を下回りました。

売上高が予想を下回った背景には、債券トレーディング収入が前年同期比21%減と大きく落ち込んだことが挙げられます。これは、市場のボラティリティが拡大したことで先行き不透明感が高まり、様子見をする顧客が増えたためです。

しかし、ガースパッチCFO(最高財務責任者)はトレーディング収入が7年ぶりの低調な数字となったものの「トレーディング環境が改善し始めた」とし、同事業は最悪期を脱したとの明るい展望を示しました。

【シティ・グループ:C】
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こうしたことを受けて、株価は前日比+3.95%高と大きく上昇しました。目先、50日移動平均線が控えていることから、上にブレイクアウトできるかどうかが期待されます。

ただし、米景気は中国とは対照的に堅調ではあるものの、中国景気の失速が世界経済のリスクを高めていることを考えると、今後も神経質な展開が予想されます。

グッドラック。

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