バフェット太郎です。
17日のNYダウ株式市場は前日比+162.94ドル(+0.67%)高の2万4370.10ドルと上昇して取引を終えました。上昇した主な要因は、米通商問題に関するウォールストリート・ジャーナルの記事が好感されたためです。
ウォールストリート・ジャーナルによれば、ムニューシン財務長官が中国の輸入品に科せられている関税の一部、または全部を撤廃することを協議しているとのこと。しかし、その後財務相の報道官がこの報道を否定したことで、株価は上げ幅を縮小しました。
また、この日トランプ政権がミサイル防衛戦略について9年ぶりに見直しすることを発表すると、防衛関連株が軒並み上昇しました。ノースロップ・グラマン(NOC)は+3.26%高、レイセオン(RTN)+2.17%高でした。
ミサイル防衛戦略の見直しでは、極超音速ミサイルに対応するためのより柔軟な防衛システムに加え、敵対的または偶発的なミサイル発射を感知する宇宙設置型センサーなどが必要だと指摘されていて、これまでは主に北朝鮮やイランなど敵対国の脅威に備えたものでしたが、今回の見直しでは、中国やロシアなどの潜在的脅威にも対応する必要があるとしています。
ちなみに、中国とロシアはいずれも極音速ミサイルを開発しています。
さらにトランプ大統領は防衛能力の増強と性能の向上によるコスト増を、米国による防衛で恩恵を受けている豊かな国も負担すべきとしました。
【ノースロップ・グラマン(NOC):週足】

ノースロップ・グラマンの株価は年初来高値から一時-37.3%安と暴落する場面もありましたが、200週移動平均線をサポートラインに反発しています。
【レイセオン(RTN):週足】
レイセオンの株価も年初来高値から一時-36.7%安と暴落する場面がありましたが、こちらも200週移動平均線をサポートラインに反発しています。

ノースロップ・グラマンのキャッシュフロー推移を眺めると、本業の儲けを表す営業キャッシュフローが毎年黒字であることから、安定した収益を上げ続けていることがわかります。これは、同社が米政府向けの売上げが8割を超える国防大手で、ステルス爆撃機や無人偵察機、防衛用機器、早期警戒システム等を扱っているためです。
同社は安定したキャッシュフローを背景に自社株買いに積極的で、過去4年間で25%も発行済み株式数を減らしています。すなわち、自社株買いだけでEPSを25%も上昇させているというわけです。
結果、同社の純利益は過去4年間で3.2%しか増えていないものの、EPS(一株当たりの利益)は37.4%も増えています。
安定したキャッシュフローが期待できること、そして自社株買いに積極的であることから、永続的な株価上昇が期待できます。(もちろん、株価が過熱しすぎると、調整局面もその分長くなるのですが。)

トマホークやパトリオットを開発したミサイル世界トップメーカーのレイセオンもノースロップ・グラマン同様に安定した収益を上げていることがわかります。同社はノースロップグラマンほど自社株買いに積極的ではないものの、過去4年間で10%もの発行済み株式数を減らしていることに加えて、配当もしっかりと出しています。
防衛関連株は殺戮兵器を製造していることから不人気なセクターではあるものの、これらの企業によって国家の安全が保全されていることを考えると、人々の生活にかかせない企業であることも事実です。
そのため、今後も安定した収益が期待できることを考えると、防衛関連株が値下がりした局面で買い増し、長期で保有し続けることは賢明です。
グッドラック。
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17日のNYダウ株式市場は前日比+162.94ドル(+0.67%)高の2万4370.10ドルと上昇して取引を終えました。上昇した主な要因は、米通商問題に関するウォールストリート・ジャーナルの記事が好感されたためです。
ウォールストリート・ジャーナルによれば、ムニューシン財務長官が中国の輸入品に科せられている関税の一部、または全部を撤廃することを協議しているとのこと。しかし、その後財務相の報道官がこの報道を否定したことで、株価は上げ幅を縮小しました。
また、この日トランプ政権がミサイル防衛戦略について9年ぶりに見直しすることを発表すると、防衛関連株が軒並み上昇しました。ノースロップ・グラマン(NOC)は+3.26%高、レイセオン(RTN)+2.17%高でした。
ミサイル防衛戦略の見直しでは、極超音速ミサイルに対応するためのより柔軟な防衛システムに加え、敵対的または偶発的なミサイル発射を感知する宇宙設置型センサーなどが必要だと指摘されていて、これまでは主に北朝鮮やイランなど敵対国の脅威に備えたものでしたが、今回の見直しでは、中国やロシアなどの潜在的脅威にも対応する必要があるとしています。
ちなみに、中国とロシアはいずれも極音速ミサイルを開発しています。
さらにトランプ大統領は防衛能力の増強と性能の向上によるコスト増を、米国による防衛で恩恵を受けている豊かな国も負担すべきとしました。
【ノースロップ・グラマン(NOC):週足】

ノースロップ・グラマンの株価は年初来高値から一時-37.3%安と暴落する場面もありましたが、200週移動平均線をサポートラインに反発しています。
【レイセオン(RTN):週足】

レイセオンの株価も年初来高値から一時-36.7%安と暴落する場面がありましたが、こちらも200週移動平均線をサポートラインに反発しています。

ノースロップ・グラマンのキャッシュフロー推移を眺めると、本業の儲けを表す営業キャッシュフローが毎年黒字であることから、安定した収益を上げ続けていることがわかります。これは、同社が米政府向けの売上げが8割を超える国防大手で、ステルス爆撃機や無人偵察機、防衛用機器、早期警戒システム等を扱っているためです。
同社は安定したキャッシュフローを背景に自社株買いに積極的で、過去4年間で25%も発行済み株式数を減らしています。すなわち、自社株買いだけでEPSを25%も上昇させているというわけです。
結果、同社の純利益は過去4年間で3.2%しか増えていないものの、EPS(一株当たりの利益)は37.4%も増えています。
安定したキャッシュフローが期待できること、そして自社株買いに積極的であることから、永続的な株価上昇が期待できます。(もちろん、株価が過熱しすぎると、調整局面もその分長くなるのですが。)

トマホークやパトリオットを開発したミサイル世界トップメーカーのレイセオンもノースロップ・グラマン同様に安定した収益を上げていることがわかります。同社はノースロップグラマンほど自社株買いに積極的ではないものの、過去4年間で10%もの発行済み株式数を減らしていることに加えて、配当もしっかりと出しています。
防衛関連株は殺戮兵器を製造していることから不人気なセクターではあるものの、これらの企業によって国家の安全が保全されていることを考えると、人々の生活にかかせない企業であることも事実です。
そのため、今後も安定した収益が期待できることを考えると、防衛関連株が値下がりした局面で買い増し、長期で保有し続けることは賢明です。
グッドラック。

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