バフェット太郎です。

ハイテク大手のIBMが第4四半期決算を発表しました。内容は良かったです。

EPSは予想4.82ドルに対して、結果4.87ドルと予想を上回りました。

売上高は予想217億1000万ドルに対して、結果217億6000万ドルと予想を上回りました。

19年通期のEPS見通しは予想13.81ドルに対して、新ガイダンス13.9ドルと予想を上回りました。

【部門別売上高構成比】
1

IBMは主に五つの部門に分かれていて、「コグニティブ・ソリューションズ」が25%、「グローバル・ビジネス・サービス」20%、「テクノロジー・サービス&クラウド・プラットフォーム」41%、「システム」12%、「グローバル・ファイナンシズ」2%となっています。

【部門別売上高:対前年比】
2
部門別売上高の対前年比を眺めると、「システム」が大きく減収していることがわかります。これは、メインフレーム(汎用機)需要が一巡したためです。

また、「コグニティブ・ソリューションズ」の売上高は前年同期比で+0.4%でした。同部門の第3四半期決算は-5.7%と悲惨な数字だっただけに、今回の数字は投資家を安堵させました。

加えて、「テクノロジー・サービス&クラウド・プラットフォーム」は前年同期比-2.9%だったものの、ハイブリッドクラウドの売上高が増加したことが投資家から好感されました。

【部門別粗利益率構成比】
4
同社の収益柱はAIの「ワトソン」やデータ分析を含む「コグニティブ・ソリューションズ」で、粗利益全体の40%を占めています。同部門の売上高は予想53億ドルに対して、結果54億5500万ドルと予想を上回りました。

【IBM:日足】
5
決算発表を好感して株価は前日比+7.66%高と急騰しています。目先のターゲットは135ドル水準の200日移動平均線で、このレジスタンス(上値抵抗線)を上にブレイクアウトできるかどうかが注目されます。

いずれにせよ、IBM株は安定したキャッシュフローが期待できるため、投資家は配当を再投資し続けることで資産を最大化することができます。そのため、投資家は株価がレジスタンスを突破できなくても過度に悲観的にならずに、予め定めた意思決定プロセスに従い、積立投資とリバランスを愚直に続けるのが賢明です。

グッドラック。

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