バフェット太郎です。
バロンズによれば低迷が続いていた金鉱株に好転の兆しが見えているとのこと。
史上最長となる強気相場が続く中、金鉱株は金利上昇という向かい風を受けてパフォーマンスは最悪でした。しかし、最近は業界再編が加速しており、大型金鉱株による相次ぐ買収・合併の成立を受けて、明るい兆しが見えつつあります。
最近、買収・合併を成立させたのは、米最大の産金会社で産金量世界二位のニューモント・マイニング(NEM)で、カナダの産金会社大手ゴールドコープ(CG)を総額100億ドルで買収することで合意しました。
また、それに先駆けて世界最大の産金会社バリック・ゴールド(GOLD)が英国の産金会社ランドゴールド・リソーシズを230億ドルで買収しています。
こうした業界再編は規模の最大化と財務の健全性を高めるため、金鉱株への投資を考えている投資家にとってニューモント・マイニング(NEM)とバリック・ゴールド(GOLD)は主力株になりやすいです。
とはいえ、ニューモント・マイニングがゴールドコープの買収を発表すると、株価は直近の高値から一時-12.8%安と急落する場面があったことを考えると、投資家はどうやら業界の再編を手放しで喜んでいるわけではなさそうです。

これは買収・合併により、規模は最大化されるものの、ゴールドコープの事業に懸念があるためです。具体的な例を挙げれば、ゴールドコープの前期の目標生産量は250万オンスだったものの、実際の生産量は230万オンスに留まったことです。また、先日のカンファレンスコールで通期の生産見通しを示さなかったことで、将来の生産量が心配です。
一方で、FRBによる利上げの中止観測は金鉱株にプラス材料となります。通常、金利の上昇局面では、保有していても利息のつかない金(ゴールド)は投資対象としての魅力がなく、敬遠されがちですが、金利の下落局面では、相対的に売られすぎていた金に見直し買いが入り上昇しやすいです。
事実、昨年の10月をピークに米国株式市場が崩れつつある中、金価格は輝きを取り戻すようにして下値を切り上げています。そして、金鉱株に投資している、あるいは投資を考えている人たちが注目しているのが「オプションバリュー」です。
これは金価格の上昇による増益への余地です。たとえば、採掘コストを900ドルとした場合、金価格が1000ドルなら、産金会社の利益は100ドルになります。しかし、金価格が20%値上がりして1200ドルとなるだけで、産金会社の利益は300ドルと3倍にも跳ね上がるわけです。
もちろん、これは金価格が1200ドルから1100ドルと8.3%値下がりするだけで、利益が三分の一吹き飛ぶことになるので、投機的な投資対象であることに変わりはないのですが。
いずれにせよ、米景気の拡大期が最終局面を迎えつつあること、そしてFRBによる利上げ局面が終わりつつあることを考えると、金鉱株の強気相場のはじまりも近いと言えます。
グッドラック。
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バロンズによれば低迷が続いていた金鉱株に好転の兆しが見えているとのこと。
史上最長となる強気相場が続く中、金鉱株は金利上昇という向かい風を受けてパフォーマンスは最悪でした。しかし、最近は業界再編が加速しており、大型金鉱株による相次ぐ買収・合併の成立を受けて、明るい兆しが見えつつあります。
最近、買収・合併を成立させたのは、米最大の産金会社で産金量世界二位のニューモント・マイニング(NEM)で、カナダの産金会社大手ゴールドコープ(CG)を総額100億ドルで買収することで合意しました。
また、それに先駆けて世界最大の産金会社バリック・ゴールド(GOLD)が英国の産金会社ランドゴールド・リソーシズを230億ドルで買収しています。
こうした業界再編は規模の最大化と財務の健全性を高めるため、金鉱株への投資を考えている投資家にとってニューモント・マイニング(NEM)とバリック・ゴールド(GOLD)は主力株になりやすいです。
とはいえ、ニューモント・マイニングがゴールドコープの買収を発表すると、株価は直近の高値から一時-12.8%安と急落する場面があったことを考えると、投資家はどうやら業界の再編を手放しで喜んでいるわけではなさそうです。

これは買収・合併により、規模は最大化されるものの、ゴールドコープの事業に懸念があるためです。具体的な例を挙げれば、ゴールドコープの前期の目標生産量は250万オンスだったものの、実際の生産量は230万オンスに留まったことです。また、先日のカンファレンスコールで通期の生産見通しを示さなかったことで、将来の生産量が心配です。
一方で、FRBによる利上げの中止観測は金鉱株にプラス材料となります。通常、金利の上昇局面では、保有していても利息のつかない金(ゴールド)は投資対象としての魅力がなく、敬遠されがちですが、金利の下落局面では、相対的に売られすぎていた金に見直し買いが入り上昇しやすいです。
事実、昨年の10月をピークに米国株式市場が崩れつつある中、金価格は輝きを取り戻すようにして下値を切り上げています。そして、金鉱株に投資している、あるいは投資を考えている人たちが注目しているのが「オプションバリュー」です。
これは金価格の上昇による増益への余地です。たとえば、採掘コストを900ドルとした場合、金価格が1000ドルなら、産金会社の利益は100ドルになります。しかし、金価格が20%値上がりして1200ドルとなるだけで、産金会社の利益は300ドルと3倍にも跳ね上がるわけです。
もちろん、これは金価格が1200ドルから1100ドルと8.3%値下がりするだけで、利益が三分の一吹き飛ぶことになるので、投機的な投資対象であることに変わりはないのですが。
いずれにせよ、米景気の拡大期が最終局面を迎えつつあること、そしてFRBによる利上げ局面が終わりつつあることを考えると、金鉱株の強気相場のはじまりも近いと言えます。
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