バフェット太郎です。

米たばこ最大手のアルトリア・グループ(MO)が第4四半期決算を発表しました。内容はまちまちでした。

EPSは予想0.95ドルに対して、結果0.95ドルと予想に一致しました。

売上高は予想48億1000万ドルに対して、結果47億9000万ドルと予想を下回りました。

19年の通期EPSは予想4.24ドルに対して、新ガイダンス4.15~4.27ドルが提示されました。

年間配当は一株当たり3.20ドルと、先日の急落で一時配当利回りは7.5%に達しました。配当性向80%を維持することを予定しているため、引き続き高配当利回りが期待できます。

また、同社は20億ドル規模の自社株買い戻し計画を立てており、すでに約16億7000万ドル分もの自社株を買い戻しています。残りの約3億4500万ドル分の自社株買いについては、19年第2四半期までに完了する予定です。

買収・合併については、カナダのマリファナ大手クロノスの株式45%取得することで合意しました。アルトリアは持ち株比率を55%に引き上げることが可能なワラント(新株予約権)を取得したことに加えて、取締役7人のうち4人を指名することができることから、事実上の傘下に収め、マリファナ事業に本格的に参入する見込みです。

電子たばこ最大手のジュールへの投資も進んでおり、近く独占禁止法の承認を申請する予定です。 2
マールボロの出荷量は前年同期比-3%の減少でした。

たばこ全体の出荷量は前年同期比-4.4%の減少でした。

マールボロのシェアは43.0%と、前年同期の43.1%から0.1%ポイント低下しました。通年では43.1%と前期の43.4%から0.3%ポイント低下しました。

たばこ全体のシェアは49.8%と、前年同期の50.4%から0.6%ポイント低下しました。通年では50.1%と前期の50.7%から0.6%ポイント低下しました。

依然として市場シェアを独占しているものの、シェア低下に歯止めがかからない状態が続いています。
1
アルトリア株の日足チャートです。50日移動平均線を上にブレイクアウトできるかどうかが注目されていますが、これを突破できないようなら、先日つけた安値42.40ドル(配当利回り7.5%)をターゲットに再び下落する公算が大きいです。

いずれにせよ、アルトリア株は高い値上がり益を期待して投資する銘柄ではなく、配当を再投資し続けることで資産を着実に増やしていく銘柄ですから、投資家は含み損で狼狽することなく、株価が低迷している今こそ愚直に配当を再投資し続けてください。

グッドラック。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします 
SPONSORED LINK