バフェット太郎です。

個人投資家の中には市場の変化を敏感に感じ取り、タイミングよく売買することで市場平均を大幅にアウトパフォームできると考えている投資家がいます。

しかし、多くの個人投資家がタイミングを見誤って大損してきたことを考えると、市場の変化に合わせてタイミング良く売買するという投資手法は、才能を持つ一握りの投資家を除いて不可能であることがわかります。そのため、多くの個人投資家はあらゆる景気局面でも通用する一つのアプローチを一貫して継続した方が賢明です。

たとえば、バフェット太郎の場合、超大型優良ディフェンシブ銘柄に投資して配当を再投資し続けるという投資戦略を採用することで、強気相場ではそこそこのパフォーマンスが期待できることに加えて、弱気相場では市場平均をアウトパフォームすることが期待できます。

これは強気相場で平均的なパフォーマンスをあげ、弱気相場で市場平均をアウトパフォームすることができれば、サイクル全体を通して見た場合、市場平均を下回るボラティリティで市場平均を超えるパフォーマンスが期待できるからです。

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とはいえ、こうしたディフェンシブ重視の投資スタイルは多くの個人投資家から敬遠されがちです。なぜならディフェンシブ重視の投資スタイルとは、言い方を変えれば「最悪の日に備えた投資スタイル」であり、その日がいつ訪れるのかわからない中で将来有望のイケてるグロース株が上昇していると、まるで自分の投資スタイルが時代の変化に取り残されたマヌケなもののように思えてしまうからです。

そのため、多くの投資家は一見簡単そうに見えるディフェンシブ重視の投資スタイルを継続することができず、強気相場で大きな値上がり益が期待できる将来有望のイケてるグロース株に投資するものです。

しかし、これは見方を変えれば弱気相場でのパフォーマンスを犠牲にしているだけにすぎません。なぜなら、将来有望のイケてるグロース株ほど強気相場に強く、弱気相場に弱い性質を持っているためです。

一方でディフェンシブ銘柄は、強気相場に弱い一方弱気相場に強いので、ディフェンシブ重視の投資スタイルは強気相場でのパフォーマンスを犠牲にして弱気相場のリターンを最大化していると言えます。

これは、どちらの投資アプローチが正しいのかというわけではなく、タイミングを正確に計り続けることができなにことを考えれば、ひとつのアプローチを一貫して続けた方が良く、続けるならディフェンシブ銘柄の方が比較的簡単だということです。

もちろん、ディフェンシブ銘柄への投資は資産を短期間のうちに何十倍にすることはできません。しかし、あなたに本業があり、貯蓄とは別に将来に備えた堅実な資産形成をしたいなら、それはグロース株ではなく優良ディフェンシブ株への投資が理に適っています。

グッドラック。

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