バフェット太郎です。

資本主義社会でお金持ちになる方法は、勤勉に働き、倹約に努め、堅実に運用するという三つのことを正しく実践するだけです。この三つのうち、どれか一つでも欠けていればお金持ちになることはできません。つまり、働くことを怠けたり、見栄やギャンブルで浪費したり、ソッコーでお金持ちになろうとしてリスクの高い取引をしてはいけないということです。

世の中に溢れている投資メディアは、少ない投資元本をいかに大きく増やしたかばかりに注目し取り上げるものです。(たとえば、『10万円を1億円に増やした投資法』などです。)

10万円だけなら勤勉に働かなくても、あるいは倹約に努めなくても簡単に貯められる金額です。そのため、人々の「楽をして儲けたい」という怠惰な心理につけ込んだ甘い言葉であることがわかります。また、市場平均の年平均利回りが7%程度と言われている中で、資産を100~1000倍にもするような投資法は極めてハイリスクな投資であることから、『10万円を1億円に増やした投資法』のすべてが投資の王道から外れていることがわかります。

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林学博士で株式投資家でもあった本多静六氏(1866-1952)は『私の財産告白』で、「早くお金持ちになろうとか、急に財産を増やそうと焦るのは、たとえ一時の小成功を収めることはあっても、必ず最後は躓くものであるから、何人もよくよく注意しなければならない」と説き、「四分の一天引き貯蓄法」を推奨しています。

「四分の一天引き貯蓄法」とは、給与の四分の一を予めないものとして生活し、そのお金を貯金や株式投資に回して、コツコツと積立投資するというものです。たとえば、手取り28万円のサラリーマンなら、その四分の一である7万円を貯蓄と投資に回し、残りの21万円で生活をしなければならないということです。

また、収入が多ければ「二分の一天引き貯蓄法」といったことも可能です。仮に手取り収入が60万円もあれば、たとえ二分の一である30万円を貯蓄と投資に回したとしても、30万円の生活費を確保することができます。

これは、一見すると難しいように思えますが、共働き世帯であれば可能ですし、お互いの手取り収入が20万円の計40万円なら「四分の一貯蓄法」くらいなら随分ハードルが下がると思います。ちなみに、投資対象はS&P500インデックスファンドのようなパッシブファンドなどがいいと思います。

このように、資本主義社会では無理してリスクの高い取引をしなくても、正しい投資法を実践するだけで誰もがお金持ちになれるので、世の中に溢れている投資メディアに踊らされず、堅実な運用を続けることが賢明です。

グッドラック。

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