バフェット太郎です。

FRB(米連邦準備制度理事会)がFOMC(米連邦公開市場委員会)で政策金利を2.25~2.50%で据え置くことを決定しました。ただし、経済見通しが悪化すれば、向こう数カ月以内に利下げする可能性があるとし、ハト派の姿勢を鮮明にしました。

パウエルFRB議長はFOMC後の声明で、景気拡大が継続するとの見方を示した一方、「この見通しを巡る不透明感が高まった」とし「景気拡大を持続させるために適切な行動をとる」と述べました。また、これまでの声明文に盛り込まれていた「忍耐強く」との文言が削除されました。これは、「様子見姿勢は終わった」ことを意味します。

【ドット・チャート】
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FOMCメンバーによる金利予想を示したドット・チャートを眺めると、17人中8人が年内一回以上の利下げを予想し、そのうち7人が2回の利下げを予想していることが明かになりました。3月のFOMCでは利下げを予想するメンバーが一人もいなかったことを考えれば、この三カ月でFOMCメンバーによる米経済見通しが大きく後退したことがわかります。

また、FOMCメンバーの大半が2020年末までに一回以上の利下げを予想し、中央値は2.1%と3月の2.6%から低下しました。

CMEフェドウォッチによれば、市場参加者が7月31日のFOMCで利下げがあると予想する確率は100%で、利下げは確実視されています。さらに、年内二回以上の利下げがあると予想する確率は95.4%と、年内二回の利下げも確実視されています。

FOMCメンバーの7人が年内に最大0.5%ポイントの利下げを織り込んでいることを考えれば、市場参加者とのギャップは埋められつつあるように思います。

FRBのハト派の姿勢を好感して、ダウ平均は前日比+38.46ドル(+0.15%)高2万6504.00ドルと、史上最高値の2万6656.39ドルに迫っています。

ただし、歴史を振り返れば、強気相場の最終局面での利下げは「売り」のシグナルだったことから、下半期以降、強気相場の終焉が予想されます。
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ちなみに、リセッション(景気後退)入りすれば、これまで敬遠されてきたディフェンシブ銘柄が注目されます。また、金利の低下は金鉱株にも追い風です。

グッドラック。

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