バフェット太郎です。

若くして億万長者になるような、いわゆる「勝ち組投資家」と言われる人たちに共通している点は、ごく一握りの中小型成長株に集中投資したり、レバレッジを利用したハイリスクな取引を繰り返すというスタイルです。

一方で、成熟した大型株などに幅広く分散投資して「勝ち組投資家」になった若い投資家はほとんどいません。

これは何故かというと、前者がリスク・リターンを最大化する投資スタイルであるのに対して、後者がリスクリターンを抑制する投資スタイルだからです。

そのため、若くして「勝ち組投資家」になりたい人や、お金持ちになるのに30年も40年も待てない人は、必然的にリスク・リターンの高い投資スタイルになります。

しかし、ほとんどの個人投資家は「『勝ち組投資家』になりたい」と考えて中小型株に集中投資したり、レバレッジを利用したハイリスクな取引を繰り返しても、大損して株式市場から退場するだけです。なぜなら、リスク・リターンの高い投資とは、1000人挑戦すれば1人くらいしか生き残ることができない投資スタイルを意味するからです。

SNSでは1000人の中のたった1人の生き残りが何十、何百人と集まり、それぞれが思い思いに自分の投資手腕がいかに素晴らしいかということを雄弁と語り始めます。
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しかし、投資の世界ではかつて天才とかカリスマと呼ばれたファンドマネジャーが破産の危機に陥るという話は決して珍しくありません。つまり、過去数年間投資成績が良かっただけでは、投資手腕による結果なのか、あるいはまぐれなのかは誰にもわからないのです。

つまり、あなたがカリスマ投資家の投資スタイルを真似したり、リスク・リターンの高い投資スタイルを採用しても、あなたが勝ち組投資家になれる確率は限りなく低いのです。

ちなみに、大損して退場した個人投資家は、その後株式市場に戻ってこないのか?というと、そんなことはなくて、何度でも戻ってきます。なぜなら、彼らの投資資金は数十万~数百万円と比較的少額の投資資金ですから、数カ月~数年もすれば市場に戻ってきて同じような博打を打つのです。

こうして、「昔は間違った投資スタイルで大損したけれど、新しい投資スタイルで勝ち組投資家になることができた!」という物語が出来上がるわけです。

このように、世の中には再現性がなく何の証明もされていない、素晴らしい投資スタイルが無数に存在するわけですが、こうした投資スタイルで勝ち組になれる投資家と負け組になる投資家との違いはほとんど「運」でしかありません。

そのため、多くの個人投資家にとって賢明な投資スタイルは、再現性が低いハイリスクな投機ではなく、S&P500インデックスファンドや一握りの優良株に幅広く分散投資したポートフォリオをデザインし、長期で保有し配当再投資を続けるという再現性の高い投資スタイルです。

もちろん、「成功」には「時間」という代償を支払わなければならないのだけれど。

グッドラック。

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