バフェット太郎です。

米労働省が6月の雇用統計を発表しました。内容はまちまちでした。

非農業部門雇用者数は予想16万人増に対して、結果22万4000人増と予想を大きく上回りました。

就業者数はこれで105カ月(8年9カ月)連続で増加し、過去最長を更新しました。

5月の就業者数は7万2000人増と、速報値の7万5000人増から下方修正されました。

4月の修行者数21万6000人増と、速報値の22万4000人増から下方修正されました。

【失業率1988-2019】
1
(出所:米労働省

失業率は予想3.6%に対して、結果3.7%と予想より悪かったです。 これは、より多くの労働者が仕事を求めて労働市場に参入した影響を受けたためです。

【平均時給(対前年比)】
2
平均時給(前年比)は予想+3.2%に対して、結果+3.1%と予想を下回りました。依然として労働市場にたるみがあることから、企業は人材の獲得競争に至っていないと考えることができます。

【商品生産セクターの就業者数】
3
「建設業」は2万1000人増と、前月の5000人増から大幅に増加しました。

「製造業」は1万7000人増と、前月の3000人増から大きく増加し、三カ月連続で増加しました。

【好調だったサービスセクターの就業者数】
5
就業者数の牽引役となったのは「輸送・倉庫」「専門・技術サービス」「教育・医療」の三業種でした。

「輸送・倉庫」は2万3900人と、前月の3300人から大幅に増加しました。

「専門・技術サービス」は5万1000人増と、前月の2万4000人増から大幅に増加しました。

「教育・医療」は6万1000人増と、前月の2万8000人増から大幅に増加しました。

【不調だったサービスセクターの就業者数】
4
「卸売業」は100人増と、前月の7000人増から鈍化しました。

「小売業」は5800人減と、前月の7300人減から減少幅を縮めましたが、同業種の就業者数が減少するのは5カ月連続です。

「レジャー・娯楽」は8000人増と、前月の1万8000人増から鈍化しました。

【市場が予想する利下げ確率】
6
予想外に力強い雇用統計を受けて、将来の利下げ観測が大きく後退しました。

CMEフェドウォッチによれば、年内二回の利下げ確率は87.0%と、前日の92.3%から5.3%ポイント低下しました。

また、景気拡大局面が依然として続くとの見通しから、ドルや金融株が買われた一方、有事に強い金や債券、高配当株などが軒並み売られました。

いずれにせよ、景気拡大期が今後も続くことを考えれば、個人投資家は強気相場から降りるべきではありません。

グッドラック。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします 
SPONSORED LINK