バフェット太郎です。

個人投資家の中には自分の投資成績と他人の投資成績を比較して一喜一憂する人がいますが、ハッキリ言ってそれは無意味で愚者のする行為です。

なぜなら、そもそも投資は資産の最大化が目的であり、投資成績の優劣をつけることが目的ではないからです。また、異なる投資対象、投資スタイル、投資タイミングで比べた場合、結果は大きく異なるので優劣がつけられないのです。

たとえば、バリュー株に投資している投資家Aさんと、グロース株に投資している投資家Bさんとで投資成績を比べた場合、おそらく景気拡大局面ではBさんが、景気縮小局面ではAさんがもう一方をアウトパフォームすることが予想されます。

また、仮に株式に投資しているCさんと、仮想通貨に投資しているDさんとで投資成績を比べた場合、株式に追い風が吹いている時はCさんが、仮想通貨に追い風が吹いている時はDさんがもう一方をアウトパフォームすることが予想されます。

さらに、仮に投資家Eさんと投資家Fさんが同じ投資対象、同じ投資スタイルで運用した場合、投資を始めたタイミングが異なれば投資成績は異なります。

そのため、他人と投資成績を比べたところで、単純に投資スタイルの優劣をつけることはできないのです。従って、投資成績を他人と比べる人たちは「私は情弱です!!」と叫んでいるようなものなのです。

とはいえ、投資成績で他人を打ち負かして悦に入りたいと考えるのがインターネットの醍醐味。

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そこで、ある特定の投資家にターゲットを定めた場合、その投資家にだけアウトパフォームし続ける魔法の投資戦略があるので紹介します。

それは、異なる投資対象、投資スタイルを持つ投資家を複数人集めて、その投資対象、投資スタイルに追い風が吹いている時だけ、ターゲットとする投資家と投資成績を比べるという方法です。

たとえば、ターゲットがバリュー株投資家なら、バリュー株が不調でグロース株が好調な時に、グロース株投資家と比べれば良いのです。また、株式全般が不調であれば、債券に投資している投資家と投資成績を比べれば簡単にターゲットをアウトパフォームすることができます。

バカげた話かもしれませんが、こうした意味のない比較は現実に度々起きるものです

たとえば、バリュー株投資家として著名なウォーレン・バフェット氏はグロース株や仮想通貨が好調な時代に「時代に取り残された投資家」として笑われてきました。

これはその時代に最も追い風を受けている投資家と比べているだけに過ぎないのですが、著名な投資家故に比較のターゲットとされやすいのです。

もちろん、こんな比較に意味のないことは誰にでもわかるのですが、人々は直近の投資成績が永遠に続くものと勘違いする傾向にあるため、情弱でクソダサい投資家ほど、著名な投資家と投資成績を比べたがるのです。とはいえ、情弱故にそれに気づくことすらできないのだけれど。

グッドラック。

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