バフェット太郎です。

総合ヘルスケア大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)が第2四半期決算を発表しました。内容は良かったです。

EPSは予想2.46ドルに対して、結果2.58ドルと予想を上回りました。

売上高は予想202億9000万ドルに対して、結果205億6000万ドルと予想を上回りました。

19年通期EPS見通しは旧ガイダンス8.53~8.63ドルを堅持しました。

19年通期売上高見通しは旧ガイダンス804憶~812億ドルに対して、新ガイダンス808億~816億ドルと上方修正されました。

米国事業の売上高は104億0300万ドルと、前年同期比-2.2%の減収でした。

国際事業の売上高は101億5900万ドルと、前年同期比-0.3%の減収でした。

世界全体の売上高は205億6200万ドルと、前年同期比-1.3%の減収でした。

【部門別売上高構成比】
4
ジョンソン・エンド・ジョンソンの部門別売上高構成比を眺めると、全体のおよそ半分を医薬品部門が占めていることがわかります。そのため、医薬品部門、医療機器部門、消費者部門の順で重要度が高いと言えます。

【部門別売上高】
5
消費者部門の売上高は35億4400万ドルと、前年同期比+1.2%(+4.6%)の増収でした。

医薬品部門の売上高は105億2900万ドルと、前年同期比+1.7%(+4.4%)の増収でした。

医療機器部門の売上高は64億8900万ドルと、前年同期比-6.9%(-4.1%)の減収でした。

※()内は為替の影響を除いた前年同期比の数字です。

部門別売上高の内訳は以下の通りでした。

【消費者部門】
1
「ベビーケア」の売上高は4億4300万ドルと、前年同期比-2.8%の減収でした。

「ビューティー」の売上高は12億0200万ドルと、前年同期比+8.4%の増収でした。

「OTC(一般医薬品)」の売上高は10億6400万ドルと、前年同期比-0.1%の減収でした。

【医薬品部門】
2
「免疫薬」の売上高は34億6600万ドルと、前年同期比+3.8%の増収でした。これは主に「ステラーラ」の売上高が+16.1%の増収だったことが寄与しました。

「神経症」の売上高は15億3800万ドルと、前年同期比+0.6%の増収でした。

「腫瘍薬」の売上高は26億9700万ドルと、前年同期比+9.8%の増収でした。これは主に「ダラザレックス」の売上高が+51.6%の増収だったほか、「イムブルビカ」の売上高が+34.1%の増収と好調だったためです。

【医療機器部門】
3
「整形外科」の売上高は22億2400万ドルと、前年同期比-1.6%の減収でした。

「外科手術」の売上高は23億5300万ドルと、前年同期比-6.5%の減収でした。

「視覚」の売上高は11億6100万ドルと、前年同期比-1.0%の減収でした。

【ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ):週足】
6
好調な決算だったのにも関わらず、株価は前日比-1%超下落するなど冴えない展開となっています。これは、司法省が同社がベビーパウダーに使われているタルクに発がん性物質「アスベスト」が含まれていることを認識しつつ、隠蔽や虚偽の報告をしたかどうかについて刑事捜査を進めていると報じられたことが懸念されているためです。

ただし、チャートを眺めると上値が145ドル水準で抑えられている一方、下値が切り上げるなど強気の三角保ち合いを形成していることから、上に大きくブレイクアウトする公算が大きいです。

グッドラック。

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