バフェット太郎です。

米国株の強気相場が最終局面を迎えつつある中、投資家の中にはどうすれば暴落を回避することができるのかと考えている人も少なくありません。

当然、強気相場が続いている今、持ち株をすべて売却すれば将来の暴落を回避することができます。しかし、強気相場が最終局面を迎えつつあるものの、いつになったら強気相場が終わるのか、いつ株式市場が暴落し、大底を打つのか誰にもわからないことを考えると、予想に反して強気相場が長期化した場合、大きな機会損失を被ってしまうかもしれません。

つまり、将来を正確に見通すガラスの水晶玉がないことを考えれば、一部の運の良い投資家を除いて、誰もが暴落(あるいは機会損失)を回避することはできないということです。

そのため、投資家は市場から逃げ出さず、暴落を「やり過ごす術」を身に付けなければなりません。

かくいうバフェット太郎も、暴落や弱気相場に備えてディフェンシブ銘柄中心の運用をしています。

ちなみに、経験の浅い投資家ほどディフェンシブ銘柄に投資さえすれば暴落を回避することができると誤解しているようですが、ディフェンシブ銘柄は飽くまで業績が景気に左右されにくいため株価が比較的マイルドになりやすいというだけで、暴落が起きないわけではありません。

事実、過去を振り返ると、コカ・コーラ(KO)やプロクター&ギャンブル(PG)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)といったディフェンシブ銘柄はこれまで何度も暴落してきました。そのため、ディフェンシブ銘柄だから暴落はないだろうと油断している投資家ほど、ネガティブサプライズで動揺して狼狽売りに走りやすいので注意してください。

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さて、暴落をどうすればやり過ごすことができるのかですが、結論から言えば、リスク許容度の範囲内に抑えて運用すれば良いだけです。

そのため、極端なことを言えば、リスク許容度の大きな投資家は、1~3銘柄の優良株に集中投資することも正当化されます。もちろん、ボラティリティ(変動率)を無視することができればですが。

とはいえ、リスク許容度は自分が思っているよりもずっと大きくないものなので、1~3銘柄の優良株に集中投資し続けるという投資戦略は机上の空論に近いと言えます。老後資金に備えた堅実な資産運用をしたいなら、セオリーに従って8~16銘柄程度に分散した方が賢明です。

また、バフェット太郎のように連続増配高配当株ばかりで運用すれば、弱気相場でも増配が期待できるため、配当を再投資して忍耐強く我慢して次の強気相場に備えることができます。一方、無配株は配当がないため、株価の暴落やいつまで続くかわからない弱気相場に耐えることができず、狼狽売りしてしまいやすいです。

こうしたことから、多くの個人投資家にとってベターな投資戦略は、より多くの資金を株式市場に振り分けることができ、なおかつ暴落しても株価の回復を待つことのできる一握りの連続増配株に投資することです。

ただし、この投資戦略は数十年かけて資産を最大化させるものなので、ソッコーでお金持ちになりたい投資家にとって必ずしもベターな投資法ではありませんが。

グッドラック。

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