バフェット太郎です。

ソフトドリンク大手のコカ・コーラ(KO)が第2四半期決算を発表しました。内容は良かったです。

EPSは予想0.61ドルに対して、結果0.63ドルと予想を上回りました。

売上高は予想99億9000万ドルに対して、結果100億ドルと予想を上回りました。

2019年通期のEPS見通しは旧ガイダンス2.06~2.10ドルを堅持しました。

2019年通期の売上高見通しは旧ガイダンス4%増に対して、新ガイダンス5%増に上方修正されました。

【地域別営業利益】
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コカ・コーラの地域別営業利益は「欧州・中東&アフリカ」が34%と最も大きく、次いでアジア太平洋の24%、北米の23%、ラテンアメリカの19%の順となっています。

【売上高と営業利益の対前年比】
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「全世界」のオーガニックセールス(買収や為替の影響を除いた本源的売上高)は+6%、為替の影響を除いた営業利益は+14%と好調でした。これは、「コカコーラゼロシュガー」の新フレーバーである「オレンジバニラ」がヒットしたほか、「コカコーラプラスコーヒー」や「コカコーラエナジー」が寄与したためです。

収益柱の「欧州・中東&アフリカ」の売上高は+4%、営業利益は+9%と好調でした。これは主に炭酸飲料と紅茶の販売が好調だったためです。

「ラテンアメリカ」の売上高は+9%、営業利益は+12%と好調でした。アルゼンチンがインフレにより不調だった一方、ブラジルとメキシコでの炭酸飲料の販売が好調でした。

「北米」の売上高は+3%、営業利益は+4%と好調でした。これは主に「コカコーラゼロシュガー」の「オレンジバニラ」がヒットしたためです。

「アジア太平洋」の売上高は+5%、営業利益+7%と好調でした。これは主にインド、東南アジア、中国で販売量が増加したためです。

【地域別営業利益率】
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「全世界」の営業利益率は29.9%と、前年同期の29.4%から0.5%ポイント上昇しています。また、「欧州・中東&アフリカ」と「ラテンアメリカ」の二つの地域で営業利益率が50%を超えるなど、非常に競争優位性の高い事業を展開していることがわかります。
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予想を上回る好調な四半期決算を好感して、株価は前日比+5.8%高と急騰しています。また、2013年から続く強気のトレンドチャネルのレジスタンス(上値抵抗線)を上にブレイクアウトしたことから、株価は一段と上昇する可能性があります。

コカ・コーラ株は多くの投資家にとって成長の見込めない地味で退屈なディフェンシブ銘柄のひとつとして見られていますが、同社はジェームズ・クインシーCEOの下、「ミニボトル」や「ゼロシュガー」「エナジードリンク」「コーヒー」「スムージー」など、利益率の高い新製品を相次いで市場に投入するなどして業績を拡大させており、引き続き力強い成長が期待できます。

グッドラック。

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