バフェット太郎です。


米タバコ最大手のアルトリア・グループ(MO)が第2四半期決算を発表しました。内容は悪かったです。

EPSは予想1.11ドルに対して、結果1.10ドルと予想を下回りました。

売上高は予想50億9000万ドルに対して、結果51億9000万ドルと予想を上回りました。

19年通期のEPS見通しは旧ガイダンスの4.15~4.27ドルが堅持されました。

新たに10億ドルの自社株買いを実施することを発表しました。

【部門別売上高】
1
アルトリアの部門別売上高構成比は紙巻きタバコ86%、電子タバコ11%、ワイン3%となっています。

【部門別売上高と営業利益の対前年比】
4
紙巻きタバコの売上高は44億6000万ドルと、前年同期比+7.4%の増収でした。また、営業利益は24億3000万ドルと、同+11.0%の増益でした。

電子タバコの売上高は5億7000万ドルと、同+4.6%の増収でした。また、営業利益は4億2000万ドルと、同+10.8%の増益でした。

ワインの売上高は1億6000万ドルと、同-1.2%の減収でした。また、営業利益は1900万ドルと、同-29.6%の減益でした。

主力の紙巻きタバコの販売数量は前年同期比+0.3%増加しました。これは主力ブランドの「マールボロ」が同+1.1%と牽引したためです。

一方でプレミアムブランドが-7.1%、ディスカウントブランドが-3.4%と大きく落ち込んだことで、市場シェアは49.9%と、前年同期の50.3%から0.4%ポイント減少しました。

【アルトリア・グループ(MO):週足】
5
業界全体のタバコ販売数量が予想よりも早いペースで減少していることが嫌気されて、株価は前日比-3.6%安と急落しました。

しかし、ハワード・ウィラードCEOは販売数量の落ち込みについて、値上げとコスト削減で相殺できるとの見方を示しました。また、同社は電子タバコ大手のJUULに出資していることもあり、紙巻きタバコの売上げが予想以上に落ち込んだとしても、電子タバコがそれを相殺すると楽観的な姿勢を示しました。

アルトリア株は17年の高値からおよそ30%安と低迷していることから多くの投資家から毛嫌いされているものの、営業利益率は42.1%と収益性が高く、安定したキャッシュフローと配当が期待できることから、株主は株価が低迷している今こそ愚直に配当を再投資し続け、次の強気相場に備えて株数を増やしておくことで資産を最大化させることが期待できます。

グッドラック。

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