バフェット太郎です。
2015年末~2019年7月末までの「バフェット太郎10種」と「S&P500ETF(IVV)」の配当再投資を含めたトータルリターンは以下の通りでした。
【バフェット太郎10種とS&P500(IVV)のトータルリターン】
バフェット太郎10種:+50.5%
S&P500ETF(IVV):+56.6%
S&P500ETF(IVV)のトータルリターンが+56.6%だったのに対して、バフェット太郎10種は+50.5%と、市場平均を6.1%ポイント下回りました。
【7月の騰落率】
7月の騰落率はS&P500種指数、バフェット太郎10種ともに+1.3%でした。
【S&P500種指数と配当貴族のトータルリターン:1990-2014】
チャートはS&P500種指数と配当貴族指数のトータルリターンの推移を表しています。
過去を振り返ると、1990年から2001年までS&P500種指数が配当貴族指数を上回っていたものの、01年のドットコムバブル崩壊後パフォーマンスは逆転し、以降配当貴族指数がS&P500種指数を上回り続けています。
どうしてこのようなことが起こるのかといえば、過去の景気サイクルで配当を再投資し続けば分の株が、次の景気サイクルで資産の加速装置としての役割を果たしてくれるからです。
もちろんS&P500種指数にも配当はありますが、弱気相場では減配する銘柄も目立つため、十分に買い増すことができないのです。一方で連続増配株で構成されている配当貴族指数は、弱気相場でも減配することなく割安な優良株を買い増すことができるため、景気サイクルを終える毎に資産が加速度的に増えていくのです。
とはいえ、この投資法が報われるまでにはかなりの時間を要します。また、必ずしも米国株がすべての投資対象のパフォーマンスを上回り続けるわけではないことから、ひとつの投資スタイルを貫くには強い信念が必要です。
たとえば、2000年代は米国株が低迷した一方で新興国株が大きく上昇し、2010年代は反対に米国株が大きく上昇した一方で新興国株が低迷しました。これは、2010年代以降、米国と新興国との間で金利差が拡大したことで、投資資金が新興国から流出し、米国に流入したためです。
【米国とメキシコの金利差とメキシコ株価】
事実、米国とメキシコの長期金利の金利差とメキシコ株価推移を眺めると、金利差が縮小するとメキシコ株が上昇し、反対に金利差が拡大するとメキシコ株が低迷しました。
18年11月、およそ10年ぶりに米国とメキシコの金利差は6%の大台を突破しましたが、その後反転して金利差が縮小していることを考えると、今後、米国株よりもメキシコをはじめとした新興国株が大きく上昇する公算が大きいです。もちろん、金利差が再び拡大すれば新興国株も終わってしまうわけですが。
いずれにせよ、経済にサイクルがあり続ける限り、振り子が振れるように投資資金は右から左へ、そして左から右へと動きますから、特定の投資対象(あるいは投資スタイル)が永遠に勝ち続けるということはあり得ません。
では、サイクルを予想して投資資金をダイナミックに動かしたら良いのでは?と考える人もいるかもしれませんが、経済が常に予想外な方向に動くことを考えれば、予想をもとにした投資で成功できる人が限られています。
そのため、多くの個人投資家は投資資金をアタフタ動かすよりも、一貫した投資スタイルを継続し、「趣味としての投資(新興国株や仮想通貨など)」は一〜二割程度までにとどめておいた方が賢明です。
グッドラック。
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします
2015年末~2019年7月末までの「バフェット太郎10種」と「S&P500ETF(IVV)」の配当再投資を含めたトータルリターンは以下の通りでした。
【バフェット太郎10種とS&P500(IVV)のトータルリターン】
バフェット太郎10種:+50.5%
S&P500ETF(IVV):+56.6%
S&P500ETF(IVV)のトータルリターンが+56.6%だったのに対して、バフェット太郎10種は+50.5%と、市場平均を6.1%ポイント下回りました。
【7月の騰落率】
7月の騰落率はS&P500種指数、バフェット太郎10種ともに+1.3%でした。
【S&P500種指数と配当貴族のトータルリターン:1990-2014】
チャートはS&P500種指数と配当貴族指数のトータルリターンの推移を表しています。
過去を振り返ると、1990年から2001年までS&P500種指数が配当貴族指数を上回っていたものの、01年のドットコムバブル崩壊後パフォーマンスは逆転し、以降配当貴族指数がS&P500種指数を上回り続けています。
どうしてこのようなことが起こるのかといえば、過去の景気サイクルで配当を再投資し続けば分の株が、次の景気サイクルで資産の加速装置としての役割を果たしてくれるからです。
もちろんS&P500種指数にも配当はありますが、弱気相場では減配する銘柄も目立つため、十分に買い増すことができないのです。一方で連続増配株で構成されている配当貴族指数は、弱気相場でも減配することなく割安な優良株を買い増すことができるため、景気サイクルを終える毎に資産が加速度的に増えていくのです。
とはいえ、この投資法が報われるまでにはかなりの時間を要します。また、必ずしも米国株がすべての投資対象のパフォーマンスを上回り続けるわけではないことから、ひとつの投資スタイルを貫くには強い信念が必要です。
たとえば、2000年代は米国株が低迷した一方で新興国株が大きく上昇し、2010年代は反対に米国株が大きく上昇した一方で新興国株が低迷しました。これは、2010年代以降、米国と新興国との間で金利差が拡大したことで、投資資金が新興国から流出し、米国に流入したためです。
【米国とメキシコの金利差とメキシコ株価】
事実、米国とメキシコの長期金利の金利差とメキシコ株価推移を眺めると、金利差が縮小するとメキシコ株が上昇し、反対に金利差が拡大するとメキシコ株が低迷しました。
18年11月、およそ10年ぶりに米国とメキシコの金利差は6%の大台を突破しましたが、その後反転して金利差が縮小していることを考えると、今後、米国株よりもメキシコをはじめとした新興国株が大きく上昇する公算が大きいです。もちろん、金利差が再び拡大すれば新興国株も終わってしまうわけですが。
いずれにせよ、経済にサイクルがあり続ける限り、振り子が振れるように投資資金は右から左へ、そして左から右へと動きますから、特定の投資対象(あるいは投資スタイル)が永遠に勝ち続けるということはあり得ません。
では、サイクルを予想して投資資金をダイナミックに動かしたら良いのでは?と考える人もいるかもしれませんが、経済が常に予想外な方向に動くことを考えれば、予想をもとにした投資で成功できる人が限られています。
そのため、多くの個人投資家は投資資金をアタフタ動かすよりも、一貫した投資スタイルを継続し、「趣味としての投資(新興国株や仮想通貨など)」は一〜二割程度までにとどめておいた方が賢明です。
グッドラック。
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