バフェット太郎です。
5日のNYダウ株式市場は前日比-767.27ドル(-2.90%)安の2万5717.74ドルと急落して取引を終えました。急落した主な要因は、米中貿易戦争の激化で景気減速への懸念が強まったためです。
6月末に開催されたG7後、トランプ大統領は中国との貿易戦争を一時休戦すると発表しましたが、わずか一カ月後の8月1日にトランプ大統領が中国からの輸入品3000億ドル相当に対して追加関税を課すとの方針を示し、「休戦」を突如破りました。
これに対抗するかたちで中国政府は、人民元安を容認しました。これまで1ドル7元を割り込もうとする場面では、中国人民銀行が為替介入に動き人民元を買い支えてきましたが、それを中断したわけです。
人民元安が加速すればトランプ大統領が嫌う対中貿易赤字が拡大するだけでなく、中国の輸出競争力を高めることができます。さらに中国商務省は中国企業が米国の農産物の輸入を停止したことを発表し、今後の輸入品に対して輸入関税をかけることも排除しない姿勢を示しました。
これを受けてトランプ大統領はツイッターで「中国はほぼ史上最低の水準まで通貨を下落させた。これは『為替操作』だ。FRBよ、聞いているか?これは重大な違反行為で、いずれ中国を著しく弱体化させることになる!」と投稿するなど、米中貿易戦争が再び激化しています。
【ダウ平均:日足】
ダウ平均は200日移動平均線をターゲットに急落しており、ここをサポートライン(下値支持線)として反発するのか、あるいは割り込んでしまうのかが注目されています。
【米二年債利回り:週足】
投資資金は債券に流入し、米二年債利回りは1.59%とおよそ5年ぶりに200週移動平均線を割り込みました。米二年債利回りは政策金利と概ね相関関係にあることから、FRBによる一段の利下げが予想されます。
CMEフェドウォッチによると、投資家が予想する9月の利下げ確率は100%と確実視されています。さらに、年内もう一回の利下げがあると見る確率は91.2%と、これから年末にかけて二回の利下げがあることが予想されています。
ちなみに、このブログで何度も紹介していますが、米二年債利回りの急落は金鉱株の買いのシグナルにもなります。
【米二年債利回りとバリック・ゴールドの推移:1988-2019】
過去を振り返ると、米二年債利回りが急落する局面(シャドーがかかっている局面)で金鉱株が大きく上昇していることがわかります。
そのため、今後投資家のリスクオフが鮮明となり、株安が加速する中で金鉱株だけが大きく上昇することが予想されます。
グッドラック。
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5日のNYダウ株式市場は前日比-767.27ドル(-2.90%)安の2万5717.74ドルと急落して取引を終えました。急落した主な要因は、米中貿易戦争の激化で景気減速への懸念が強まったためです。
6月末に開催されたG7後、トランプ大統領は中国との貿易戦争を一時休戦すると発表しましたが、わずか一カ月後の8月1日にトランプ大統領が中国からの輸入品3000億ドル相当に対して追加関税を課すとの方針を示し、「休戦」を突如破りました。
これに対抗するかたちで中国政府は、人民元安を容認しました。これまで1ドル7元を割り込もうとする場面では、中国人民銀行が為替介入に動き人民元を買い支えてきましたが、それを中断したわけです。
人民元安が加速すればトランプ大統領が嫌う対中貿易赤字が拡大するだけでなく、中国の輸出競争力を高めることができます。さらに中国商務省は中国企業が米国の農産物の輸入を停止したことを発表し、今後の輸入品に対して輸入関税をかけることも排除しない姿勢を示しました。
これを受けてトランプ大統領はツイッターで「中国はほぼ史上最低の水準まで通貨を下落させた。これは『為替操作』だ。FRBよ、聞いているか?これは重大な違反行為で、いずれ中国を著しく弱体化させることになる!」と投稿するなど、米中貿易戦争が再び激化しています。
【ダウ平均:日足】
ダウ平均は200日移動平均線をターゲットに急落しており、ここをサポートライン(下値支持線)として反発するのか、あるいは割り込んでしまうのかが注目されています。
【米二年債利回り:週足】
投資資金は債券に流入し、米二年債利回りは1.59%とおよそ5年ぶりに200週移動平均線を割り込みました。米二年債利回りは政策金利と概ね相関関係にあることから、FRBによる一段の利下げが予想されます。
CMEフェドウォッチによると、投資家が予想する9月の利下げ確率は100%と確実視されています。さらに、年内もう一回の利下げがあると見る確率は91.2%と、これから年末にかけて二回の利下げがあることが予想されています。
ちなみに、このブログで何度も紹介していますが、米二年債利回りの急落は金鉱株の買いのシグナルにもなります。
【米二年債利回りとバリック・ゴールドの推移:1988-2019】
過去を振り返ると、米二年債利回りが急落する局面(シャドーがかかっている局面)で金鉱株が大きく上昇していることがわかります。
そのため、今後投資家のリスクオフが鮮明となり、株安が加速する中で金鉱株だけが大きく上昇することが予想されます。
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