バフェット太郎です。

人生100年時代と言われていますが、これはこれまでのロールモデルが通用しなくなってきたことを意味します。

たとえば、これまでは学校教育を経て、新卒で入社した会社を定年まで勤めあげ、老後は退職金と年金で悠々自適の生活を楽しむなんてことがロールモデルだったわけですが、それはもうできなくなってしまったわけです。

そのため、我々は親世代のような生き方はできず、新しい生き方を模索していかなければなりません。その新しい生き方の一つとして提唱されているのが「生涯現役」です。とはいえ、これは死ぬで会社で働くということではなくて、自分の好きなことや得意な領域を極め、自らお金を稼ぐスキルを身に着けるということを指します。

そもそも、男性の平均寿命が69歳だった70年代において、教育期間20年、労働期間35年(当時の定年年齢は55歳)、老後期間15年はライフプランとして通用しました。

しかし、長寿化に伴い労働期間が45年に延長したことに加えて、事業を取り巻く環境が急速に変化する現代社会において、20年間の教育期間で身に着けた能力が、その後45年も通用するはずがなく、誰もがいつしか”使えない上司”になってしまうのです。

そのため、人生100年時代の到来は、我々の生き方を根底から覆し、学び続けなければ生き残れない環境になりつつあることを意味します。それはつまり、必然的に余暇の過ごし方を変えなければならないということです。

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たとえば、これまで余暇の過ごし方と言えば、休日はショッピングやレジャーを楽しみ、長期休暇は旅行に出かけるなんてことがメジャーで、お金がなければ家でゴロゴロするだけだったわけですが、働く期間が長くなり、自身の能力をブラッシュアップすることが必要になった今、余暇の過ごし方は必然的にスキルを高めるための勉強に充てなければならなくなります。

とはいえ、嫌いな分野のスキルを高めても嫌いな仕事にしかありつけませんから、自分が好きな分野のスキルを高めれば良いと思います。かくいうバフェット太郎も文章を書くことと投資・経済について考えることが好きなので、この分野のスキルを高めることでいくばくかのお金を稼ぐことができています。

幸運にも、動画の時代とは言え、文章が読まれなくなるなんてことはありませんし、資本主義の時代に投資・経済の分野が廃れるなんてことはありません。また、資産運用の世界は「時間」が最大の武器であるため、時間の経過とともにバフェット太郎の資産が指数関数的に増加することを考えれば、悲観する要素はあまりなく好きなことを死ぬまで続けられます。

冒頭で述べた通り、我々は親世代と同じような生き方はできないので、新しい生き方に乗り換えなければ将来絶望的な格差が生まれることは必然です。

たとえば、資産形成もせず、なんのスキルも身につけないまま中年になれば、予想外のリストラにあい、その後はやりたくもないような分野の仕事を死ぬまでやらなければならなくなるかもしれません。一方で、資産形成をしながら自身の好きな分野のスキルを磨き続けて、そこそこ稼げる事業に育てることができれば、死ぬまで好きなことが続けられます。

仏経済学者のトマ・ピケティ氏は「r>g」というたったひとつの不等式で格差が拡大することを証明したわけですが、格差が拡大する要素のひとつに「時間」があります。

時間の経過とともに格差は拡大することを考えれば、長すぎる人生は好きなことを勉強し続ける者と、それを怠る者との間で一層の格差を生み、前者には幸福な未来が、後者には残酷な未来が待っていると言えます。

グッドラック。

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