バフェット太郎です。

米小売り最大手のウォルマート(WMT)が第2四半期決算を発表しました。内容は良かったです。

EPSは予想1.22ドルに対して、結果1.27ドルと予想を上回りました。

売上高は予想1301億1000万ドルに対して、結果1304億ドルと予想を上回りました。

店舗とネット通販を含める既存店売上高は前年同期比+2.8%でした。

米国の既存店売上高は同+7.3%と過去10年で最大の伸び率を示しました。これは、ネットで注目した商品を最寄りの店舗で受け取るサービスが拡大したことで、客数と客単価がともに増加したためです。

ネット通販の売上高は同+37%増と、通年の会社予想である+35%を上回りました。これは、米ネット通販最大手のアマゾン・ドット・コム(AMZN)の会員向け特売イベント「プライムデー」に対抗し、独自の大型セールを実施したことが売上増に寄与したためです。

通期EPS見通しは旧ガイダンス「数%の減少」に対して、新ガイダンス「小幅な減少から小幅な増加」と上方修正されました。

【ウォルマート(WMT):週足】
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予想を上回る四半期決算を好感して、株価は一時前日比+6%高と急騰する場面がありました。また、チャートを眺めると、強気の三角保ち合いを上抜けしたことで一段と株価が上昇する公算が大きいです。

さて、バフェット太郎は一握りの優良株を長期で保有することで資産の最大化を目指しているわけですが、これはみなさんが思っているよりもずっと難しい投資戦略です。なぜなら、いかなる優良企業も業績と株価が長期で低迷する時期が必ず訪れるからです。

事実、今でこそ人気化している大手ハイテク株もドットコムバブル崩壊時に株価は大暴落し、多くの投資家らが狼狽売りに走りました。なぜ、彼らはハイテク市場が成長し続けることを確信していたにも関わらず株を投げ売りしてしまったのかと言うと、株価が暴落したことで含み損に耐えられなくなったほか、値上がり益が期待できる新興国株などに乗り換えた方が賢明だと考えたためです。結果、誰も大手ハイテク株をバイ&ホールドできなかったのです。

しかし、もし仮に保有する優良株が値下がりしても、配当利回りが3~4%あったらどうでしょうか。きっと配当が慰めとなり、長期で保有するインセンティブになるはずです。結果、優良株の長期保有が比較的容易に続けられるのです。

ウォルマートも三年前までは不人気銘柄の一つとして数えられていました。また、当時は著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイ(BRK.B)がウォルマート株を処分したこともあり、優良株であるにも関わらず多くの投資家らから避けられていたのです。

しかし、バフェット太郎は3%近い配当が慰めとなり保有し続けることができました。もし、仮に無配であれば早々に売却して別の銘柄に乗り換えていたかもしれません。

このように、一握りの優良株を長期で保有することで資産の最大化を目指すということは、思っているほど容易ではないのですが、配当を支えにすることができれば比較的簡単に長期で保有することができるので、インカムゲイン(配当収入)だけでなくキャピタルゲイン(値上がり益)まで狙えるのです。

グッドラック。

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