バフェット太郎です。

米経済がリセッション(景気後退)入りするにはまだ早い。しかし、リセッションの兆候がすでに出始めていることを考えれば、投資家は将来のリセッションから逃れることはできないようだ。

【ダウ平均:週足】
1
世界経済の成長鈍化と米中貿易戦争の激化を受けて、ダウ平均は週間ベースで1.53%安と三週連続で値下がりしているものの、ドイツの財政出動を巡る報道が好感され、50週移動平均線をサポートラインにして反発の兆しが見えています。

しかし、小型株で構成されるラッセル2000は依然として50週移動平均線を下回るなど値動きは鈍いままです。

【ラッセル2000:週足】
2
過去一年を振り返ると、ダウ平均が上値を切り上げている一方、ラッセル2000は50週移動平均線がレジスタンス(上値抵抗線)となり、上値の重い展開が続いていることが確認できます。

歴史を振り返ると、小型株は大型株に先駆けて下落する傾向にあることが知られています。これは、小型株が大型株に比べて売上高に占める米国内事業の比率が高いだけでなく、借り入れが多いほか、値動きも軽いため、投資家らは本格的な弱気相場が訪れる前に早めに利食いしておきたいと考える傾向にあるためです。

【ラッセル2000(週足):1999-2019】
3
過去二回のリセッションを振り返ると、いずれも50週移動平均線に抑えられるようにして下落し続けた後にリセッション入りしていることがわかります。そのため、今回もこのまま50週移動平均線を下回り続け、200週移動平均線をも割り込むようなら投資家は近い将来のリセッションを覚悟した方が良さそうです。

ところで、米国株クラスタの中には大型株に投資するよりも小型株に投資した方が高い値上がり益が期待できるとして、小型株に集中投資している投資家たちも少なくありません。

彼らは長期的に見れば株価の上昇率が大型株よりも小型株の方が高いと考え、そのような投資行動をしているわけですが、将来のパフォーマンスは保証されていないことに加えて、小型株への集中投資はタイミングを見誤れば大きな含み損をしばらく抱えることになるので注意する必要があります。

【ラッセル2000とS&P500のトータルリターン(1978-2018)】
4
事実、1978年から2018年までの40年間のトータルリターンを振り返ると、ラッセル2000はS&P500を大幅にアンダーパフォームしています。また、ダウ平均は昨年9月の高値からわずか3.3%しか下落していないにも関わらず、ラッセル2000は14.3%も下落するなどパフォーマンスは悲惨です。

こうしたことから、小型株への投資はタイミングを見誤れば大きな含み損を抱えるリスクがあるほか、長期的にみても大型株にアンダーパフォームする可能性が高いことから、老後に備えた資産形成を考えるなら、大型株に集中投資した方が賢明だと言えそうです。

グッドラック。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします 
SPONSORED LINK