バフェット太郎です。

人生100年時代の到来に備えた資産形成をするなら、一握りの米優良株に分散投資し、配当を再投資し続けることが最も賢明な投資法です。

とはいえ、米国株一強の時代が永遠に続くわけではないこと(景気が循環すること)を考えれば、その時代のブームに投資(あるいは投機)して、さらなるリターンを追求するのも良いと思います。

【S&P500種指数(上)と新興国株ETF(EEM:下)の推移:1999-2019】
3
たとえば、過去を振り返ると1999年から2007年末までの9年間、新興国株ETFがS&P500種指数を大きくアウトパフォームした一方で、2009年から2019年までの10年間はS&P500種指数が新興国株ETFを大きくアウトパフォームしました。

このように、株式市場にサイクルがあることを考えると、その時代にブームになっているセクターに資産の一部を振り分けることは理に適っていると言えます。

とはいえ、タイミングを見計らってブームからブームに飛び移ることなど誰にもできませんから、金融資産の最大20%を目安にブームに投資(あるいは投機)した方が良さそうです。

たとえば今、米国株式市場ではIPO株を中心とした小型ハイテク株が活況ですから、これらに投資してブームに乗るのも良いと思います。ただし、群雄割拠のハイテク市場において、どの小型ハイテク株が将来のスター株に成長するかは誰にもわかりませんから、分散投資は必要不可欠です。

幸い、国内の三大ネット証券(SBI証券、楽天証券、マネックス証券)が相次いで最低取引手数料を0ドル(無料)に引き下げたことで、小型ハイテク株への分散投資が気軽にできるようになりました。

また、最近は金鉱株もブームになりつつあります。過去を振り返ると、金鉱株は短期債利回りと逆相関の関係にあるため、FRB(米連邦準備制度理事会)が利下げに舵を切ったことの意味は大きく、しばらく金鉱株に追い風が吹くと思います。

【ヴァンエック・金鉱株・ETF(GDX)】
4
とはいえ、金鉱株も小型ハイテク株もボラティリティ(変動率)も一時的なブームであることから、老後の資産形成に備えた長期積立投資をすべき対象ではありません。また、いずれもリスクが大きいため、ブームが終焉すれば株価が70%~90%くらい暴落するものです。

そのため、ブームへの投資(投機)は資産の最大20%までにとどめることや、損切りルールなどの規律を設け、必ずそれを守ることが必要です。

そうすることができれば、市場平均を上回るパフォーマンスだって期待できますし、何より楽しく勉強しながら資産形成を続けることができると思います。

グッドラック。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします 
SPONSORED LINK