バフェット太郎です。

2015年末~2019年8月末までのバフェット太郎10種とS&P500ETF(IVV)の配当再投資を含めたトータルリターンは以下の通りでした。

【バフェット太郎10種とS&P500(IVV)のトータルリターン】
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バフェット太郎10種:+49.0%
S&P500ETF(IVV):+54.1

S&P500ETF(IVV)のトータルリターンが+54.1%だったのに対して、バフェット太郎10種のそれは+49.0%と、市場平均を5.1%ポイント下回りました。

【8月の騰落率】
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8月の騰落率はS&P500種指数が-1.8%に対して、バフェット太郎10種は-2.0%と市場平均を0.2%ポイント下回りました。

原油安を受けてエクソン・モービル(XOM)の株価が急落したほか、アルトリア・グループ(MO)とフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)は合併交渉をしていると発表すると株価が急落しました。これは、フィリップ・モリスの株主が米国での規制や訴訟リスクを嫌気したためです。

【バフェット太郎10種】
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現在、組み入れ比率最低銘柄はアルトリアの8.5%、次いでフィリップ・モリスの8.7%、エクソン・モービルの8.8%となっています。

そのため、9月の買い増し候補銘柄はアルトリアとなるわけですが、仮に5000ドルを買い増したとしても組み入れ比率は9.3%程度に上昇するだけで、また、フィリップ・モリスやエクソン・モービルも同様に買い増したところで10%に到達しないことから、しばらくの間タバコ株とエネルギー株ばかりを買い増すことになりそうです。

とはいえ、予想配当利回りはそれぞれアルトリアが7.6%、フィリップ・モリス6.3%、エクソン・モービル5.1%と、高配当利回りであることを考えると、配当再投資戦略を実践する投資家にとって絶好のチャンスとも言えます。

なぜなら、この投資戦略は保有株数を増やすことで資産の最大化を目指すものだからです。

たとえば、1992年から2003年にかけて訴訟リスクが嫌気されたフィリップ・モリスのトータルリターンは7.2%と、市場平均の9.0%を下回ったのですが、その後株価はわずか一年で二倍に値上がりしたことで市場平均を大きく上回りました。

これは、配当を再投資したことで倍増した保有株数が、リターン最大化のアクセル装置の役割を果たしたからです。そのため、今日のようにタバコ株が軒並み低迷し、配当利回りが上昇しているということは、長期的に見れば資産を最大化する上での絶好の投資機会だと言えるわけです。

とはいえ、「高配当株」とは誰も買いたがらない不人気銘柄を指すわけで、それを積極的に買い増すということは、大勢の人たちが向かう方向とは逆方向に向かうことを意味するため、強い信念が求められます。また、他人の投資成績ばかり気になったり、他人の意見に流されやすい投資家には不向きの投資戦略と言えます。

グッドラック。

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