バフェット太郎です。

米中貿易戦争が激化する中、中国の経済指標は一段と悪化しました。

中国国家統計局が発表した8月の鉱工業生産指数は予想5.2%増に対して、結果4.4%増と予想を大きく下回りました。

前月が4.8%増と、2002年以来およそ17年ぶりの低水準を示したことから、8月は幾分改善するだろうと予想されていましたが、その期待は見事に打ち砕かれました。

【鉱工業生産指数】
2
また、地方を除く固定資産投資は予想5.6%増に対して、結果5.5%増とこちらも予想を下回りました。また、前月の5.7%増からも伸びが鈍化しています。

投資全体の60%を占める民間固定投資が4.9%増と、前月の5.4%増から伸びが減速したことが響きました。中国企業は先行き不透明感から投資に消極的になっており、政府による景気刺激策としてのインフラ投資では、自国経済の減速に歯止めをかけられないことが示唆されました。

【固定資産投資】
1
加えて、小売売上高は予想7.9%増に対して、結果7.5%増と予想を下回りました。また、前月の7.6%増からも伸びが鈍化しています。景気減速を背景に消費支出が低迷しています。

【小売売上高】
3

【失業率】
4
失業率は5.2%と、前月の5.3%から0.1ポイントの改善が見られました。ただし、全体的なトレンドは上昇傾向にあるため先行き見通しは暗いです。

【iシェアーズ・中国大型株・ETF(FXI):週足】
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中国株ETFは37ドルのサポートラインに支えられている一方、上値が切り下がっていることから弱気の三角保ち合いを形成していることがわかります。これはサポートラインを割り込むことを示唆していますから、16年末の安値31.99ドルをターゲットに暴落する公算が大きいです。

グッドラック。

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