バフェット太郎です。
ダウ平均の上昇は近い将来一段と加速する可能性が高まってきました。
まず、昨日の株式市場を振り返ると、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコの石油施設が攻撃を受けたことで地政学的リスクが高まったほか、世界経済の減速に対する懸念の高まりを受けて、ダウ平均は前日比-142.70ドル(-0.52%)安の2万7076.82ドルと9営業日ぶりに下落しました。
また、米国で物価が上向きつつあることも利下げの論拠を弱めたとして、金融緩和を期待していた投資家の失望売りが優勢となりました。
事実、先日米労働省が発表した8月のコアCPI(消費者物価指数)は前年比+2.4%と、18年7月以来およそ一年ぶりの伸び率を示しました。加えて、中東の地政学的リスクの高まりは将来の原油価格に追い風となるため、インフレが一段と加速しかねません。
【米コアCPI(消費者物価指数)2009-2019】
CMEフェドウォッチによれば、市場が予想する9月のFOMC(連邦公開市場委員会)で0.25%ポイントの利下げがあると予想する確率は65.8%と、一週間前の94.6%から大幅に低下しました。
底堅い経済指標を背景に金融緩和への期待感が急速に後退したことで、金利上昇に弱い高配当株が軒並み売られていますが、言い方を変えれば、市場参加者もFRB(米連邦準備制度理事会)も米経済に強気の見方をしていると捉えることができます。
【ダウ平均(週足):2009-2019】
チャートを眺めると、2009年6月以降、米国株は長期トレンドラインをサポートライン(下値支持線)に、強気相場を維持していることが確認できます。また、過去10年を振り返ると、上値が抑えられる調整局面が三回あったわけですが、そのうち二回はその後大きく上昇しています。
そして、三回目となる今回、依然として直近の高値がレジスタンス(上値抵抗線)となり上抜けできないでいますが、米経済が堅調であることを考えれば近い将来上抜けし、一段と加速する公算が大きいです。
つまり、リセッションの兆候である逆イールドを恐れて狼狽売りしてしまった投資家たちは大きな機会損失を被る可能性が出てきたのです。また、当然ですけれども、未だに投資を始めてすらいない非投資家らは今後の株高の恩恵を一切享受することができません。
すなわち、株価の一段の加速は、投資家と非投資家との間でさらに格差を生む要因となり得るのです。
多くの庶民は格差拡大の原因を「社会が不公平だから」と非難します。しかし、世の中とはそういうものなのだから、事実は事実として受け入れて、そうした社会の中でどう立ち回れば良いかをそれぞれが考え行動する必要があります。
とりわけ、日本のような先進的で豊かな社会では、勤勉に働き倹約に努めることで、投資資金を確保することができるので、誰もが世界中の優良企業の株主、すなわち資本家になることができます。つまり、格差が拡大する際、その恩恵を享受できる立場にいられるわけです。
グッドラック。
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ダウ平均の上昇は近い将来一段と加速する可能性が高まってきました。
まず、昨日の株式市場を振り返ると、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコの石油施設が攻撃を受けたことで地政学的リスクが高まったほか、世界経済の減速に対する懸念の高まりを受けて、ダウ平均は前日比-142.70ドル(-0.52%)安の2万7076.82ドルと9営業日ぶりに下落しました。
また、米国で物価が上向きつつあることも利下げの論拠を弱めたとして、金融緩和を期待していた投資家の失望売りが優勢となりました。
事実、先日米労働省が発表した8月のコアCPI(消費者物価指数)は前年比+2.4%と、18年7月以来およそ一年ぶりの伸び率を示しました。加えて、中東の地政学的リスクの高まりは将来の原油価格に追い風となるため、インフレが一段と加速しかねません。
【米コアCPI(消費者物価指数)2009-2019】
CMEフェドウォッチによれば、市場が予想する9月のFOMC(連邦公開市場委員会)で0.25%ポイントの利下げがあると予想する確率は65.8%と、一週間前の94.6%から大幅に低下しました。
底堅い経済指標を背景に金融緩和への期待感が急速に後退したことで、金利上昇に弱い高配当株が軒並み売られていますが、言い方を変えれば、市場参加者もFRB(米連邦準備制度理事会)も米経済に強気の見方をしていると捉えることができます。
【ダウ平均(週足):2009-2019】
チャートを眺めると、2009年6月以降、米国株は長期トレンドラインをサポートライン(下値支持線)に、強気相場を維持していることが確認できます。また、過去10年を振り返ると、上値が抑えられる調整局面が三回あったわけですが、そのうち二回はその後大きく上昇しています。
そして、三回目となる今回、依然として直近の高値がレジスタンス(上値抵抗線)となり上抜けできないでいますが、米経済が堅調であることを考えれば近い将来上抜けし、一段と加速する公算が大きいです。
つまり、リセッションの兆候である逆イールドを恐れて狼狽売りしてしまった投資家たちは大きな機会損失を被る可能性が出てきたのです。また、当然ですけれども、未だに投資を始めてすらいない非投資家らは今後の株高の恩恵を一切享受することができません。
すなわち、株価の一段の加速は、投資家と非投資家との間でさらに格差を生む要因となり得るのです。
多くの庶民は格差拡大の原因を「社会が不公平だから」と非難します。しかし、世の中とはそういうものなのだから、事実は事実として受け入れて、そうした社会の中でどう立ち回れば良いかをそれぞれが考え行動する必要があります。
とりわけ、日本のような先進的で豊かな社会では、勤勉に働き倹約に努めることで、投資資金を確保することができるので、誰もが世界中の優良企業の株主、すなわち資本家になることができます。つまり、格差が拡大する際、その恩恵を享受できる立場にいられるわけです。
グッドラック。
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