バフェット太郎です。
ダウ平均は過去最高値更新の期待が高まっていたものの、一転して株安が加速してリスクオフの流れとなりました。
相場のセンチメントが急変した主な要因は、中国代表団が米モンタナ州の農家への視察を取りやめたことで、米中貿易戦争が再び激化するとの懸念が高まったためです。
これまでトランプ大統領は2020年の大統領選挙を意識して、中国との暫定貿易合意を受け入れるのでは?と楽観的な見方がありましたが、トランプ大統領は「米国は完全な合意を目指しており、部分的ではない」とした上で、「中国は米農産物の購入を再開したが、私が求めているのはより大きな合意だ」と述べたことで、そうした楽観的な見方は消えました。
そもそも、米中貿易戦争は覇権争いの一環であり、米国は中国に対して構造改革を迫っています。その構造改革とは、①米企業への技術移転の強要、➁知的財産権の保護、③非関税障壁、④サイバー攻撃、⑤サービスと農業の市場開放があります。
これらの問題を解決するためには何年も時間を要するため簡単に解決はしません。また、今回、暫定合意を見送った背景には、トランプ大統領が米中貿易摩擦を和らげても和らげなくても、2020年大統領選挙における自身の得票数にそれほど影響を与えないと踏んだ可能性があります。
仮にそうであれば、米中貿易戦争激化を要因に中国経済はさらに減速する公算が大きいです。一方で米経済は比較的堅調であることから強気相場が維持される公算が大きいです。また、たとえ下げ幅が加速する場面があったとしても、トランプ大統領が暫定合意をチラつかせて株価を下支えすることが期待されます。
さて、こうした中、金の調整局面も終わりつつあります。
【金先物価格:日足】
金先物価格は堅調な経済指標と利下げ圧力の弱まりを受けて下げ幅を拡大させる場面がありましたが、50日移動平均線をサポートラインに再び上昇に転じつつあります。
【ヴァンエック・金鉱株・ETF(GDX):日足】
金鉱株ETFのGDXは一時50日移動平均線を割り込む場面がありましたが、再び50日移動平均線を上にブレイクアウトして調整局面から脱しつつあります。
世界経済がリセッションに向かいつつあることから、安全資産である金はこれから買われ続けることが予想されます。また、堅調な米国株式市場も短期的に見れば強気相場を維持する公算が大きいものの、2020年の大統領選挙以降は相場のセンチメントが急変しかねず、金相場がさらに追い風を受ける可能性があります。
グッドラック。
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ダウ平均は過去最高値更新の期待が高まっていたものの、一転して株安が加速してリスクオフの流れとなりました。
相場のセンチメントが急変した主な要因は、中国代表団が米モンタナ州の農家への視察を取りやめたことで、米中貿易戦争が再び激化するとの懸念が高まったためです。
これまでトランプ大統領は2020年の大統領選挙を意識して、中国との暫定貿易合意を受け入れるのでは?と楽観的な見方がありましたが、トランプ大統領は「米国は完全な合意を目指しており、部分的ではない」とした上で、「中国は米農産物の購入を再開したが、私が求めているのはより大きな合意だ」と述べたことで、そうした楽観的な見方は消えました。
そもそも、米中貿易戦争は覇権争いの一環であり、米国は中国に対して構造改革を迫っています。その構造改革とは、①米企業への技術移転の強要、➁知的財産権の保護、③非関税障壁、④サイバー攻撃、⑤サービスと農業の市場開放があります。
これらの問題を解決するためには何年も時間を要するため簡単に解決はしません。また、今回、暫定合意を見送った背景には、トランプ大統領が米中貿易摩擦を和らげても和らげなくても、2020年大統領選挙における自身の得票数にそれほど影響を与えないと踏んだ可能性があります。
仮にそうであれば、米中貿易戦争激化を要因に中国経済はさらに減速する公算が大きいです。一方で米経済は比較的堅調であることから強気相場が維持される公算が大きいです。また、たとえ下げ幅が加速する場面があったとしても、トランプ大統領が暫定合意をチラつかせて株価を下支えすることが期待されます。
さて、こうした中、金の調整局面も終わりつつあります。
【金先物価格:日足】
金先物価格は堅調な経済指標と利下げ圧力の弱まりを受けて下げ幅を拡大させる場面がありましたが、50日移動平均線をサポートラインに再び上昇に転じつつあります。
【ヴァンエック・金鉱株・ETF(GDX):日足】
金鉱株ETFのGDXは一時50日移動平均線を割り込む場面がありましたが、再び50日移動平均線を上にブレイクアウトして調整局面から脱しつつあります。
世界経済がリセッションに向かいつつあることから、安全資産である金はこれから買われ続けることが予想されます。また、堅調な米国株式市場も短期的に見れば強気相場を維持する公算が大きいものの、2020年の大統領選挙以降は相場のセンチメントが急変しかねず、金相場がさらに追い風を受ける可能性があります。
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