バフェット太郎です。

これから投資をはじめようと考えている人の中には、リーマンショックのような大暴落が来たらどうするのか?と心配している人も少なくないと思います。

せっかく勇気を振り絞って投資をはじめてみても、株式市場の大暴落で出鼻をくじかれるなんてことは往々にしてあるものです。特にこれまで投資に興味・関心の薄かった人たちが前向きな気持ちになっているということは、投資人気に火が付き相場が過熱しつつあることを意味するため、「暴落が来たらどうしよう」と心配するのは正しいです。

しかし、だからと言っていつまでも投資をはじめないのは間違いです。なぜなら、誰も株式市場がいつ暴落するのかなんてわかりませんし、弱気相場がどれくらい続くのかもわからないからです。

仮に一年後にダウ平均が高値から40%暴落する局面があったとしても、一年後の高値が3万5000ドルであれば、2万1000ドルと、現在の2万7000ドルから22%の下落率にとどまります。また、その後数カ月で2万7000ドルの水準まで値を戻せば、今から投資をはじめた人たちは数カ月の含み損に耐えるだけで暴落をやり過ごすことができるわけです。

【ダウ平均:1986-1989】
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たとえば、1987年のブラック・マンデーを振り返ると、株式市場は直近の高値から最大41.2%暴落する場面がありました。当時、多くの投資家が狼狽売りに走ったわけですが、その後株価は徐々に値を戻し、二年後には再び過去最高値を更新しました。

さらにその後は歴史的な大相場となりました。

【ダウ平均:1986-1999末】
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歴史的な大暴落だったブラック・マンデーも長期的に見れば小さな調整局面にすぎないことがわかります。

つまり、多くの投資家たちは株式市場が大暴落してもそのまま買い持ちし、積立投資と配当再投資を愚直に続けるだけでよかったわけです。反対に狼狽売りに走ったり、弱気相場を恐れていつまで経っても投資を始めない人たちは資産を築くことができませんでした。

こうしたことから、多くの個人投資家たちは今から投資をはじめ、積立投資と配当再投資を愚直に続けるべきです。とはいえ、いきなり予算のすべてを株式に振り向ければ、ボラティリティ(変動率)に驚きそれこそ狼狽売りしかねません。

そのため、相場に慣れるという意味でも予算の三分の一くらいから投資をはじめ、残りの三分の二を積立資金として、積み立てていけば良いと思います。また、その際の注意点は残りの三分の二を消化するのにかける時間は一~二年程度にすること、そして予めルールを決めたらそれを必ず守り、タイミングを計らないことです。

たとえば、「二カ月に一度買い増す」というルールを決めても、それを守らない人が多すぎます。これは、経験の浅い未熟な投資家ほど「タイミングが読める」と自信過剰になり、値下がりするのを待つ傾向にあるためです。

しかし、大抵の場合は予想に反して株価がさらに値上がりし、値下がりするのを期待していた投資家は損をした気分になり、いつまで経っても積み立てることができないなんてことになるわけです。

こうしたことから、個人投資家は積立ルールを予め来てたら、あとはそれに従った方が賢明と言えます。また、収入の一部を積立投資に回すなどして永続的に積立投資を続けることができれば、より多くの資産を築くことができるので、老後に備えた自分年金をつくることも可能です。

グッドラック。

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