バフェット太郎です。

ISM(米供給管理協会)が発表した9月のISM非製造業購買担当者指数は予想55.0に対して、結果52.6と予想を下回ったほか、2016年8月以来およそ3年ぶりの低水準となりました。

【ISM非製造業購買担当者指数(内訳)】
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「事業活動」は55.2と、前月の61.5から6.3ポイント低下しました。

「新規受注」は53.7と、前月の60.3から6.6ポイント低下しました。

「雇用」は50.4と、前月の53.1から2.7ポイント低下しました。

「在庫」は53.0と、前月の55.0から2.0ポイント低下しました。

「価格」は60と、前月の58.2から1.8ポイント上昇しました。

「事業活動」「新規受注」「雇用」が大きく低下し、米経済が第3四半期以降、急速に悪化していることが示唆されました。

【ISM非製造業購買担当者指数】
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ISM非製造業購買担当者指数は18年9月の61.6をピークに一貫して下落が続いており、徐々に景気拡大と縮小の分かれ目である50に接近しています。

そもそも、ISM非製造業購買担当者指数とはサービス業の購買担当者から見た景況感を表しているわけですが、米民間経済のおよそ7割をサービス業が占めていることから、この指数の注目度は非常に高いです。

ちなみに、指数は50に接近しているものの、依然として50を上回る位置にあることから、景気が拡大していることを示唆しています。事実、2004年から2007年末にかけて指数は一貫して下落傾向にあったものの、ダウ平均は1万ドルから1万4000ドルと大きく上昇しました。

つまり、リセッションが近づきつつあるものの、依然として強気相場が続く公算が大きいため、短期的な調整局面での狼狽売りは禁物です。

ちなみに、CMEフェドウォッチにれば、市場が予想する10月の利下げ確率は90.3%と、一週間前の49.2%から急上昇して、一転して利下げが確実視されるようになりました。こうした利下げへの期待感から株高は続く公算が大きいです。

グッドラック。

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